空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

最近のマイブームは「けん玉」です

最近、けん玉にハマっている。

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きっかけは、妹が会社の飲み会で一発芸をしなければいけないと話したことだ。彼女は迷った末に、一時期一心不乱にやっていたけん玉を披露することにしたらしく、元々家にあったけん玉は紐が引きちぎれそうだったので新しいけん玉を買ってきた。私も妹ほど熱心にやっていたわけではないが、時折拝借して練習している。これが中々面白い。ということで本日は、最近のマイブームであるけん玉についてお話したいと思う。ただ楽しいだけじゃなくて運動にもなるんですよ、これ。

けん玉とは

ちょっと前にけん玉と音楽を使ったパフォーマンスが流行ったことがあってテレビで紹介されたり、けん玉が出来るとモテるなんて言われたことがあったり、今やけん玉で遊ぶことは珍しいことではなくなったように思う。昔からけん玉で遊ぶことが好きだったにも関わらず、あまり各部の名称を理解していなかったので、ここでけん玉の構成要素について復習したいと思う。

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大皿・中皿・小皿・けんなどの名称があるが、Wikipediaにわかりやすく書かれていた(上記の図参照)。中皿は中くらいの大きさという意味ではなく、真ん中の位置にある皿という意味らしい。けん玉という十字状の「けん(剣)」と穴の空いた「玉」で構成される玩具で日本の伝統的な玩具とされることが多いが、同じような形をしたモノは世界中に存在すると書かれていた。知らなかった。

ひざクッションでけん玉を受け止めよう

けん玉をやったことがある人は当たり前のように思っているかもしれませんが、けん玉が上手になるコツは膝の使い方にあるように思います。玉をあげる前と皿に玉が乗る瞬間にひざを曲げることで、玉が落下するエネルギーを吸収して皿の上に玉が吸い込まれるように乗せることが出来ます。

これがないと、皿の上に玉が乗りそうだとしても落下の勢いがありすぎてはじかれてしまったり、例え皿の上に玉が乗ったとしても安定せず、連続技につなげることができません。つまりけん玉を使った連続技をしていると常にけん玉がやりやすい構えの姿勢と軽く膝の屈伸を続けることになります。これが結構運動になります。運動不足の人にけん玉渡すのいいんじゃないですかね。それで歩きながらけん玉できるようになったらいいと思う。

けん玉の基本「もしもしカメよ、カメさんよ~」

けん玉には技を始める前のグリップの持ち方から、構え、技に至るまでとてもたくさん種類があると言われている。Wikipediaには300種類~5万種類と書かれていた。音楽に合わせながらけん玉でパフォーマンスをする人もいるくらいだから、最近では日々新しい技が生み出されていると考えてもよさそうだ。

私が出来る技の種類はほとんどないのだが、基本となるのは「もしカメ」だ。小さな頃、おじいちゃんにやり方を教わった一番初めの技だった。やり方は簡単。「もしもしカメよ、カメさんよ~」から始まる『うさぎとかめ』の童謡を歌いながら、リズムよく大皿→中皿→大皿→中皿と所定の動作を繰り返すだけだ。たぶん有名だと思う。

独断と偏見だが、けん玉の基礎となるひざクッションをマスターする上で最も基本となる技だと思う。歌いながら+腕を所定の位置で構えて動かさないように固定しながら+持続回数を重ねるのは腕の筋肉を使うし、集中力も必要となる。今の最高回数は50回、めざせ100回。ちなみにためしてガッテンで言っていたが、けん玉をやると認知症予防になるらしい。

出来ると爽快感がはんぱない「とめけん」

玉を回転させることなくけん先に玉を刺す技だ。とめけん系は色々種類があるがこれが一番簡単。回転させることなくけん先に入れることが難しい場合は、玉を回転させると入れやすいらしい。昔は玉を回転させなければけん先に刺すことは出来なかったのだが、最近とめけんが出来るようになった。これは一発で出来るとすごく嬉しい。達成感と爽快感がある。

おそらく人によって構えもやり方も異なると思うから、いちがいにこうすればいいとはいえないが、とめけんの練習をし続けることが大切だ。成功している技の動画でも見ればいいのかもしれないが、自分の身体にやり方を刻みつけるには「とめけん」に失敗して利き手に落下してくる玉をぶつけながら、どういう風に構えて、どのくらい玉を持ち上げて、どのくらい膝を曲げればいいのかをやりながら研究するのが一番だと思う。痛いけど。

一度はやりたい「世界一周」

現実世界で飛行機と船を乗り継いで旅行する世界一周ではなく、これもけん玉に存在する技の名前だ。出来たことがないが、小皿→大皿→中皿→けんに刺す4手の連続技です。これが出来たらかっこいいと思うよ。モテるっていう噂もあながち嘘じゃないかもしれない。

ただ、今まで連続技をやったことがないくせにいきなり4連続技とか無謀すぎる。ということで今は世界一周の基礎を作る「県一周」という技を練習している。これは中皿に載せた後にけんにさす2手の連続技だ、最近知った。まだ50回やって1回成功するかどうかというレベルだが、やればやっただけ上手くなれるので頑張りたい。「県一周」の次には「日本一周」という技があって、すこしずつレベルアップしていきたい。私がけん玉に飽きてしまう前に。

本日のまとめ

けん玉には技がたくさんあって、出来る技が増えるととても嬉しい。
私は知らなかったのだが書道・弓道・剣道と同様に「けん玉道」と呼ばれる物が出来ていた。日本けん玉協会公認のけん玉を使った級位・順初段位認定表というものが存在し、ただの伝統的な遊びにとどまらず、けん玉選手権大会なんてものも全国で開かれているらしい。いつのまにけん玉はたくさんの人が日常的に楽しむスポーツになったのか。別にけん玉検定で級位を取ろうなんてことはいっさい思わないが、自慢なるかも。

けん玉は道具があるだけで楽しめる所がいい。上手になりたい思って集中すると、ついつい時間を忘れてしまう。それなりの体力と集中力を使うので、ずーっとやり続けることは出来ないけど。最近こういうの忘れていたなぁ、やればやっただけ少しずつ出来ることが増える。出来ることが増えると嬉しいから、誰に言われるでもなく自然とやってしまう感覚。

楽しみながら上達できて、やりながら運動になって、さらにはボケ防止になる。麻雀や囲碁などのゲームとは違って1人で気軽に出来る。ちょっと寂しい時もあるけれどね。自己満足だけど、特技はけん玉ですと言えるようになりたいです。