空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

人生初、通院型の治験に参加してみる

最近、腹痛と便秘で仕事をしていても苦しいし、食欲は激減するし、食べると腸が刺激されてお腹痛いぜゴロゴロ、トイレの妖精に転職しましたの繰り返し。これはどうにかせねばと思い、すでに休みに休みまくっている気がする仕事なのに、さらに駄目押しで午前休を取って、病院へ。

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ただかかりつけの内科の病院は、漢方大好きなお医者さんが嬉々として漢方処方してくるので、街に出て便秘外来のある病院に行ってきた。漢方が駄目だというわけじゃないんだけど、病院には所属しているお医者さんごとに得意とする分野があるからね。

便秘外来、恥ずかしくないよ

とてつもなく緊張した。

便秘をどうにかしたくて病院に行ったとはいえ、男性の御医者さんにいつから便秘なのか、便の形状、色はどんな感じか、週に何回自然な排便があるのかと自分の今まで便秘歴を洗いざらい説明するのは、だいぶ恥ずかしい感じだった。

恥ずかしくて病院に行くのが億劫になり、便秘を放置プレイしている女性とか私以外にも結構いそうだなと思った。でもお医者さんも仕事だからね。別に恥ずかしくもなんともないよ、優しい先生だった。診察が終わってから気がついたのだが、実は女性が担当する時間帯もあったらしい。それが初めにわかっていればよかった!くそぅ、失態だ!

診断結果は便秘の中で最もポピュラーな慢性便秘(機能性便秘)でした。さてどんな薬を処方されるやら、漢方じゃないといいなと思っていたら、いきなりお医者様が「今、最新の便秘薬が開発されていてね。ちょうどその治験をやっているからやってみるかい?」と言ってきた。治験とはなんぞや。

治験って言葉を聞くと怪しさしか感じないけど

ニートしていた時、気の迷いで治験ボランティアというものを探したことが実はある。治験でいくら稼いだという病的な本が出版されているということもあり、治験=現在国内で承認されていない最先端の医療の有効性を確かめるために、副作用覚悟で薬の実験台になることだと思っていた。副作用や後遺症が起こる可能性を加味したリスク承諾費、治験参加時の負担軽減費としてお金貰えるらしいとも。

職業治験 治験で1000万円稼いだ男の病的な日々

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そんな偏見に満ちた状態の私は「治験」という言葉を聞き、真っ白な病院に検査着を身に付けた被験者が研究者に診察されているような 人体実験まがいの光景が思い浮かんだ。まったくもって失礼極まりない。私の偏った知識を廃して、治験とは何かを説明するならばこんな感じになる。実際に私が頂いた患者様のための書類から抜粋している。

国(厚生労働省)に「医薬品」として認めてもらうために健康な方や患者さんに使って頂き、効果や安全性と確かめる試験である

勿論、研究的な面は存在するが、

治験は治験審査委員会で審査を受け、倫理的、科学的、および医学的、薬学的観点から問題がないことが認められた上で実施されるものである

当たり前だが、そんな非人道的な実験が行われているわけではない。

何か参加している患者に重大な健康被害が起こると製薬会社や病院に不利益があるので、治験に参加すると決めた方には治験参加開始~終了までの間は専門の医師がついて、体調など専門的な診察を行ってくださるので心配ない体制が整えられています。しかも治験中の検査費用はかからない。ラッキー。

そうだよね、私の考えすぎ。本の読み過ぎ。

本日のまとめ

参加するか否かは自由なので、やりたくなければ断ることができます。ちなみに私は「治験承諾後の治験のために行う検査や診察、精密検査などの治療費が無料だよ」という言葉に惹かれて、即行で「やります」と答えた。我ながら単純な人間である。

まぁ治験に参加すれば最先端の医療を無料で受けられるし、お金も貰えるし、もしかしたら長年悩まされてきた便秘が治ればラッキーじゃんと思ったのでOKしました。効果が見られなければ、そのあと現在開発されている薬で治療していけばいいので。

精密検査で体の状態もわかるし、便秘も種類によって対処法が異なるので便秘の正体を見つける上でも、副作用込みでもメリットがあるなぁと思ったのですよ。副作用は腹痛、下痢、腹部の満腹感らしいので普段とそう変わりませんね。何か進展があれば、島で少し紹介できればと思っています。

何事も経験、治験やったことないのでやってみましょう。