空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

働くことを見つめ直す、最初の一歩を踏み出します

ふるさとワークステイ、行ってきます

いよいよ、明日から3泊4日でふるさとワークステイが始まります。8月に仕事を辞め、初めて自らやってみたいと思って応募したわけですが、ついに、ついにこの日が来ました。場所は福島県南会津、仕事は野菜の収穫作業です。このボランティアの目的は、8月28日の記事「なんとなく働く」から「目的を持って働く」で、話したので割愛します。たった数日で何かわかるのかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。それは実際に行ってみなければわかりません。けれど、貴重な機会をどれだけ自分のものに出来るか、それは取り組み方次第でいくらでも変わってくるものだと、私は思っています。

不安を吹き飛ばす、ワクワクすること

私にとって、この4日間は初めてづくしです。人生初めてのボランティアであり、人生初めての農作業です。まったくの初心者で、右も左もわかりません。さらに、事前に電話で連絡を取り合っているとはいえ、初対面の農家さんのお宅に連泊させて頂くということは、今までにない体験です。

新しく何かを始める時や、初めてのことが多い時、それが誰か人の目に触れるものであればあるほど、「初対面の人とうまくコミュニケーションが取れるだろうか」、「うまく出来るだろうか」、「ミスをしないように細心の注意を払わないと」という風に、不安になることがあります。もちろん、物事の先を考えて行動するという意味では、起こるかもしれない事態を想定し、事前に対策を打つことや、最低限の基礎を事前に学習しておくことは大切なことです。ただし、始まる前から過剰に不安になるということは、少し損かなぁと思います。 初めは上手くいかないものです、だって初めてなのだから。なら、むしろうまくやろうと考えない方がいいのかもしれません。初めは、ただ目の前にあることをしっかりやる、わからないことがあれば聞く。慣れてきたら工夫する、という風に段階的に取り組むと良いかもしれません。

不安で心を一杯にすると、次第に苦しくなってきます。心を軽くして、ワクワクすることを考えましょう。自分の好きなことをしている時は、気分も上向きますよね。気分が上向きになるということは、心も健康になる気がします。どんなささいなことでもいいので、考えてみましょう。ちなみに私の場合は、以下の3つです。

1.青春18切符を使った、電車旅ができる!

今年初めて購入した青春18切符が、ちょうど2枚残っています。通常、福島まで電車で行くと片道約5000円以上するのですが、JRを経由し、青春18切符を使うことで、片道料金を半額に抑えることに成功しました。ボランティアでは宿泊費がかからないので、単純計算で3泊4日、東京―福島往復で5000円の旅が可能となります。私だけかもしれませんが、これだけでもお得感でワクワクしてきます。

2.電車からの見える景色という楽しみ!

会社員時代は、基本的には出来るだけ混雑を避け、急行や快速列車に乗り、早く目的地(会社や学校)に着くことを考えていました。電車の中の暇な時間は、本を読んだり、ゲームをしたり、スマホを見たりして過ごしてしまうことが多かったように思います。そのため毎日のように見る電車からの景色は、あまり注視したことがありません。いつでも見ようと思えば見れると考えがちです。けれど、今回は違います。滅多に行くことのない埼玉県、栃木県を通過しますし、行ったことのない福島県の景色はきっと新鮮に感じると思います。それを目に焼き付けるためにも、電車から見える景色がとても楽しみです。

3.帰り方は工夫できる!

往路はお世話になる農家さんに駅まで迎えに来ていただく関係で、13時半までに福島に辿り着く必要があるのですが、帰り方に制限はありません。つまり、最後の1枚となる青春18切符を、より有意義に使おうために、寄り道して帰ろうという作戦です。具体的には、栃木県の日帰り温泉に寄ってから帰ろうかなと思っています。復路の経路沿いに存在し、駅から徒歩で辿りつける施設をピックアップし、施設名と住所、アクセス方法を調べ上げたので、準備は完璧です。ブログのネタも増やせて、一石二鳥です。

これら3つは、ふるさとワークステイのボランティアそのものとは関係がありません。けれど、外側からも楽しさを見つけられることを示しています。遊びに行くわけではないのですが、考えるだけで、ワクワクすることが増えますよね。あとは実際に行き、連泊させて頂く農家さんとの関わりの中だったり、ボランティアとして働くことそのものの中に、楽しさを見つけられれば万々歳です。起こるかもしれない不安を先に考えるよりも、起こるだろう楽しみを考えましょう。その方が、きっとボランティアの取り組みも楽しくなると思うのです。