「雪の中に埋めたお菓子を食べたい！」というロマンを実験

冬の北海道で作りたい、手作り冷やしデザート4選 - 空想島（６畳半）

という記事で、雪の中に埋めることで作るデザートが食べたいというロマンについて無駄に熱く語っていたのだが、その実験結果を報告したいと思います。ヨーグルト、どらやき、みたらしだんご、マシュマロの中で事前にコンビニで購入できたのが残念ながらドラ焼きしかなかったので今回はどら焼きで私のロマンを実現してみました。

結果がどうなったのか、成功したのか、失敗したのか。私の望む結果が得られたのか。改めて考えてみたいと思います。それではいってみよー。

部屋が選べない関係で、雪の中に埋めるのはムリだった

「雪の中にお菓子を埋めたいんだ！」というロマンはチェックインした途端、崩壊した。なぜなら部屋が2階だったのだ、部屋を選ぶことが出来ないので仕方ない。ただ以前宿泊した部屋の場合には窓の外にせり出した窓枠部分があったので、そこにヨーグルトを固定しておくだけで万事問題なく解決することだったが、今回宿泊した部屋にはそのようなものはなく、私は実験開始早々に挫折した。

外に出てお菓子を仕込むことも出来なくも無いが、時折除雪車が敷地内を巡回していて、除雪した雪でお菓子が雪山遭難してしまう危険があったので実験を断念した。ただそれだけで諦めたくなかったので、冷気を遮断するための窓が二重になっていることを利用して、窓と窓の間にどら焼きを挟み、あえて一番外に近い窓を半開きにしておくことで、どら焼きを冷凍させる作戦に出た。私も若干寒いが、仕方が無い。

シャーベット状には程遠いけど、あんこは冷え冷え

どら焼きを冷気で凍らせることが出来るのかは微妙だったので、冷やす時間を大目に取った。たぶん8時間くらいだったと思う。その間に私は温泉に入ったり、食事を食べたり、テレビを見たりした。そして夜0時ごろ、冷やされて完全に曇ってしまったビニール袋を開封。冷やしどら焼きを食べて見ることにした。結果はいかに。

地味な絵柄だったので写真は撮りませんでした。ふむ、残念ながら冷気だけではどら焼きの中のあんこをシャーベット状にすることは出来なかった。もっと水分が含まれている生クリーム入りであれば、結果は違ったかもしれない。ただ口の中に含むと、アイスのようにひえひえだった。

ふんわりしていたはずの生地がしっとりとして冷たく、あんこも氷のように冷たい。お風呂あがりのこともあるとは思うが、アイスサンドのようにも思える。いつものどら焼きとはまた違った味わいだったので、美味しかった。ただシャリシャリあんこが食べられなかったという意味では失敗した。

親戚の家で再挑戦、ウエハースチョコを雪に埋めてみた

どら焼きは失敗してしまったが、せっかく2泊3日するのだから違う食材でもう一度試してみてもいいだろうと思って、新しいお菓子を購入。北海道銘菓として百貨店などで売られている石屋製菓の美冬というお菓子だ。サクサクしている小さなミルフィーユに抹茶をコーティングしてある。

チョコレートが冷えて固まってパリパリになったら美味しいかなぁと思った。では、親戚の家。玄関前で雪かきついでにお菓子を投入。この日も暖かくて、若干屋根の雪が溶けて水がぽたぽたしていたので、4時間をかけて冷凍。こんな感じで。

その後取り出してみると、ビニールの中の本体が若干重たくなっていて冷えて硬くなっている気がした。チョコレートはパリパリとまではいかないが、冷たくなっている。ううむ、やはり気温が-10℃以上の寒さだったりしないと難しいのかもしれない。あとは雪の壁は熱を遮断する効果もあるので、雪の中に埋めることそのまま冷凍されることとイコールではないのかも。むしろ冷気のほうがいいのかもしれない。ここらへんはよく知らないけど。

本日のまとめ

というわけで2回ほど私のロマンを実現すべく実験をしてみた。お菓子は冷やしても美味しかったが、どちらも失敗という結果で終わった。今回旅行した旭川では例年ではありえないほど雪が少ない＆気温が高く、実験環境としても最高のものがそろっているとは言えなかったかもしれない。まぁ私の事前調査不足っていう点も否めないので、これは今後の課題ですね。

あと選ぶ食材にも気をつける必要がありますね。冷気に晒されて性質が変化しやすいものを選ぶのが成功への一番の近道かも。ヨーグルトはそういう意味でシャーベット化が最も簡単であったと思います。たぶんまた北海道に行くことはあると思うので、その時に挑戦したいです。

代わりに雪だるまを作って遊びました。祖母に自慢したら、「北海道の人は雪だるまなんて作らない」と言われてしまいました。アアー。

石屋製菓 美冬[ミルフィーユ]抹茶（3個入）