空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

NPO法人山の学校に遊びに行く計画を立てた

4月12日に過疎地でナリワイを作ろう説明会に行ってきたという記事を書きましたが、話を聴くだけでは飽き足らず、実際にどんな場所なのか見てみたいという気持ちがあり、わりと真剣に、熊野川に1週間ほど遊びに行くことを検討しています。

熊野川を拠点に活動していらっしゃるNPO法人山の学校とは何者なのか、どんな活動をしているのかというのは、NPO法人山の学校の歩み。に詳しく記載されているので、ここでは説明を省きますが、限界集落になりつつある熊野川町で移住支援(都会の人との繋がりを作り)とナリワイ作り支援(雇用関係ではない仕事創出)を行っている団体と考えるとわかりやすいかもしれません。

ということで、今回は土日の休日を費やして交通手段と乗り換え方法まで調べまくった、熊野川NPO法人山の学校)旅行プランについてお話したいと思います。

「何のために行きたいのか?」

最近「今後どんなことをやりたいの?」と聞かれるたびに、「とりあえず7月あたりに熊野川に行く予定です」という話をすると、二言目には「何のために行くの?」という難しい質問を返されてしまいます。そのたびに、やっぱりこれだ!という理由や目的がないといけないのかなと悩んだりしました。

何のために、そこに行きたいのか、なるほど。

確かに何か明確な目的を持っていると、なんの目的もなくただ参加するよりは、自分の体験を通して得られるものが大きくなりますからね。目的は大切ですよね。ただ、距離的には片道11時間と相当離れていますが、何かに興味を持ったり、やってみたいって思う時って、そんなに明確な目的意識ってないと思うんですよ。

だから「何のために行くの?」という疑問に対しては、明確にコレだ!というものはあまりなくて、目的がふわっふわしているのですが、改めて考えてみると、以下の5つになると思います。

  • ちょくちょく若者が訪れている(らしい)熊野川地域とは、どんな場所なのか知りたい
  • どんなナリワイがあるのか、出来れば実際に活動している人の話を聴いてみたい
  • その地域に住んでいる人と都会から来た若者の繋がり方を見てみたい(これは福島の南会津にも通じる部分があると思うし、併用できる可能性を考えています)
  • 興味あるけれど、実際に行ってみようという決心がつかない誰かのために、レポートをしたい
  • 活動団体に興味があったので、遊びに行きたい

どの交通手段を使うか?

さて、ふわっふわした目的が分かった所で、実際に和歌山の熊野川NPO法人山の学校)にたどり着くためには、どんな交通手段が考えられるかを調べてみました。今回は住んでいるのが東京なので、東京-新宮までを例に説明したいと思います。

(※以下の説明には熊野川、新宮という単語が出てきますが、NPO法人山の学校があるのは熊野川町で、そこに行くためにはまずJR新宮駅にたどり着く必要があります。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ご了承ください。)

主な交通手段は大きく分けて4つあります。

  • 夜行バス
  • 池袋から西武バスでJR新宮駅までの夜行バスが出ています。インターネット予約は発車オ~ライネットから行うことができます。何時間でも夜行バスに乗っていられるツワモノ向け。片道10時間、運賃約10,500円。
  • 新幹線
  • ひかりだったり、こだまだったりを使って名古屋まで移動し、そこから多気→新宮へと移動するパターンです。片道6時間、自由席利用で11,730円くらいです。移動時間を短縮して、観光をしたい人向け。
  • 飛行機
  • 羽田空港から南紀白浜空港まで飛び。その後「JR白浜駅」から電車で移動するパターン。少し検索してみましたが、1名様からの申し込みで安くても16,090円くらいしますね。お金に余裕があって、移動に時間をかけたくない人向け。
  • 自家用車
  • 説明するのが面倒なので省きます。カーナビ検索で自力で辿りついてください。

どの交通手段を使っても、大体片道1万円はかかってしまいます。さぁ、どれを使いますか?

夜行バス+青春18切符で、格安で和歌山に行って見せる

ちなみに私が利用予定なのは、上記4つの方法ではありません。

名古屋までの夜行バス+2014年夏に発売されるはずの青春18切符の併用プランです。新宮まで乗り換えを7回以上繰り返せば、JRのみを利用して行くことが可能ですし、通常8000円以上かかる所、青春18切符1枚を使えば2400円程度でいけます。1日目はすべて移動に費やしても、いい人向け。

青春18切符が発売される時期に期間限定で運行される、ムーンライトながらに乗車することが出来れば、前日夜中に出発して、次の日の昼頃に新宮に到着することも、原理的には可能です。

ただムーンライトながらは超人気路線なので、指定席を予約できない場合は、名古屋まで夜行バスで移動し、そこから青春18切符を使うというプランが現実的です。名古屋から新宮でも十分青春18切符分のもとが取れるので、安心です。相当時間はかかりますが、片道6000円くらいで行くことが可能なのが魅力です。

例えば京都で1泊してから、新宮に行く場合であれば関係ないのですが、1日で熊野川NPO法人山の学校)にたどり着く場合は、注意すべきことがあります。NPO法人山の学校に行くためには、JR新宮駅からバスで移動することが必須です。都会と比べるとバスの本数がなく、最終便は18:10になりますので、万が一その時間に間に合わない場合は、目的地にたどり着けません。

せっかく旅行するのだから、ついでに温泉にも行きたい!

と、考えてしまうのは、温泉好きの宿命とでも思ってください。青春18切符を利用するのですから、5枚分全部使ってちょっと長めのぶらり旅もついでにやってしまおうと考えています。

日本秘湯を守る会の会員宿スタンプを、今年11月までに10ポイント溜めなければならないという旅も(私が個人的に)行っているので、 青春18切符使って交通費を削減すれば、普段は遠くて絶対に行けないような地方にある温泉にも足を延ばせるのではないかと考えたわけです。

ここらへんは行きたいなという程度で、まだ宿の予約はしていないのですが、青春18切符5枚全部を使って、以下の地域を9泊10日くらいで旅行しようと思っています。直線でただ結んだだけなのでだいぶ適当ですけれど、おおむねこんな感じ。なんというか、無謀計画にしか見えない(笑)

大丈夫かな、これ。本当に出来るかな。

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※上記プランを見直して、現実的な方向になりました(5.21現在)↓

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基本的にJRの各駅電車と快速のみを利用して(一部、やむをえず夜行バス利用する区間あり)、NPO法人山の学校が拠点としている廃校に1週間程度宿泊し、出来るだけ宿泊費のかからないプランを利用して温泉に行こうと思っています。

往路はわきめもふらず東京-和歌山に移動しますが、復路はいろんな所に寄りながら、東京を目指す感じになると思います。

 

今は、あと奨学金返済のための資金と旅行資金、そして毎日の生活のために働いているわけですが、何か目的があると頑張ろうと思えますよね。今度は実際に熊野川NPO法人山の学校)に宿泊した時にこの旅行をレポートできるようになれたらいいなと思っています。こうご期待ください!