空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

大切にしたい、背中を押してくれる気がする言葉

なんとなくやる気が出ない、天気が曇りだからか憂鬱。

ぼんやりしてやるべきことに手がつかなかったり、うとうとしていて気がついたら時間が過ぎていたり。そういう時って、いつも以上に他の人と比べて自分の劣っている所が気になってどんどん悪い方へ悪い方へ考えてしまいがちです。

最近は、そんなこと考えても仕方がないなぁと諦めにも似た感じで、1日原因はどこにあるか考えるとスッキリして、明日には風に吹かれて飛んでいくのですけれど、どうしても誰かに一声かけてほしいという時は決まって、ある映画を見ます。

「あんたなら出来る、出来るって」

2009年に公開されたサマーウォーズに登場する陣内栄おばあちゃんの、この言葉が大好きです。もう何回映画を見たかわかりませんが、この言葉を聞くと、私の涙腺は崩壊します。

こういう風に面と向かって、ストレートな言葉で応援されることは、日常生活の中ではあまりないように思います。胸に秘めて言わない人が多いのでしょうか。

誰かがかけてくれる言葉には、力がある

少し話は変わりますが、私は大学生時代に卓球部に所属していました。大学対抗の試合に出たりすると(女子卓球部は人数が少なかったので、初心者であっても試合に出られる)、会場のど真ん中にポツンと卓球台があり、相手校の選手と1対1で卓球台を囲むことになります。

試合に出るとはわかっていたものの、経験者ではなくて初心者だし、相手はとても強そうだし、ムリ、勝てっこないと半べそかいていた時、「頑張れ!」「緊張しなくていいよ、リラックスして」「大丈夫だよ」「まず一本」と自分の後ろで部活の仲間が応援してくれることが、とても心強かったことを覚えています。

相手のサーブミスだろうが、レシーブミスだろうがなんだろうが、一点取れた時の喜びようといったら、試合をしている当人を置いてけぼりにするほどの盛り上がりようで、それが恥ずかしくもあり、嬉しくもありました。

きっと、魔法の言葉

本当に出来るかどうかはやってみないとわからないけれど、それでも出来ると言い切ってしまう栄おばあちゃんの言葉は、カードキャプターさくらの主人公である木之本桜の無敵の呪文「絶対だいじょうぶだよ」と同様に、なんの根拠のない言葉かもしれませんが、「挑戦してみようかな」と思わせる力を持っている気がするんですよね。

まぁ言葉は、いい意味でも悪い意味でも力があるので、使い方に気をつける必要もあると思いますが。

最近は自分に自分で「大丈夫」と言い聞かせていますが、どこか懐かしい田舎のおばあちゃんに喝を入れてもらいたい時、サマーウォーズを見てみると、面白いかもしれません。

 

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カードキャプターさくら(1) (KCデラックス (743))

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