空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

色のない世界と鮮やかな世界

「言葉が不自由」最近、よくそう思う。

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(illustration by くちばしかけた

自分に話しかける時はどんな言葉だって掛けられる。元気が出る言葉も、自分を奮い立たせる言葉も、甘やかすことも、慰めることも滅多打ちにして息絶え絶えにすることも、認めて許すこともできる。

ブログを書くときはそうはいかなくて、悩みながら言葉を紡ぎだすことが多い。本当に言いたいことなのか、伝えたいことなのか、忘れたくない思いなのか。思いつくままに書き綴って、人に見せられる形へと修正する。向こう側にいる不特定多数の誰かを意識するからだ。

削りとられた部分は胸に仕舞い、残された部分を丁寧に空へ飛ばす。いつだってその繰り返しだけど、現実はそうは行かない。口から出た言葉は取り戻せない。その結果としてもたらされるモノが時に怖くてしかたがなくなって。すべてを飲み込んで、笑みの向こうに隠してしまう。言いたいことも言えないことも、全部、全部、全部。

ということで、そもそも映画とまったく関係ない気もするけれど、「PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of ReBirth」を2回ほど見て考えたことを、自分自身のために書き残しておこうと思う。出来ることならば心の奥底に沈めておきたい部分なので、例によってまとまりはないかもしれませんがご了承ください。

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