空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

人と共にある『たてもの怪談』を読んで

 誰もいない家に「ただいまー」って言う?

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 私は言う、返事が返ってきたらそれはそれでヤバいけど。暗がりに向かって「ただいま」と自分で言って「おかえり」も自分でいっちゃう。だって返事が本当に帰ってきたら怖いでしょ。ところで夏になると必ずといってもいいほどやっている番組があるでしょう、ほんとにあった怖い話(ほん怖)とか。

 私は科学的解釈のできない、どこか不思議な現象や怪異といったモノに興味があるが、そういう系統のテレビ番組は苦手だし、ホラー映画も絶対に見ない。本物か偽物かに関わらず、映像として見るのは怖いのだ。夢に出てくる。

 だから私が山の怪談、山にまつわる不思議な話であったり、怪談モノに触れる機会はおのずと読書という形に限られてくる。もしくはラジオで聞く百物語とか。実話怪談系の本を読むのが好きで、中でも加門七海さんの本をよく読む。ということで、本日は図書館で借りてきた『たてもの怪談』を読んだ感想とそれを読んで思い出した不思議な体験について語りたいと思う。

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ミッション インポッシブル@温泉備忘録

 2016年の夏季休暇で北海道にある上の湯温泉「銀婚湯」に行った。

 

 最高に居心地のよい旅館で、緑豊かな庭園と貸し切り露天風呂5箇所が旅館の敷地内に点在し、散策しながら外湯巡りができるという魅力がある。ただ夏の問題は、蚊と虻と蜂で。それを除けば最高の温泉で、しかも一人旅を歓迎していてリーズナブル

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 これはぜひとも蚊も虻も蜂もいない冬に再訪しなくては、と心に決め。

 そして2017年の11月頃に満を持して行ってきた。雪見風呂求めるならば2月か3月が良いのかもしれないが、下手に雪がコンコンと積もってしまうと外湯が閉鎖されてしまったりするので、11月がギリギリ大丈夫だろうという判断した。というわけで、今日は不穏なタイトルと共に、去年行った冬の2泊3日の温泉旅行の話をしたいと思う。

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夏季休暇なので、一度行ってみたかった上の湯温泉「銀婚湯」に行ってきた

働き始めて2回目の夏季休暇がやってきた。

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長期休暇に関わらず、大体温泉のことばかり考えているような気がするが。長期休暇でなければいけないような、こう、飛行機に乗らないといけなかったり、せっかくだから連泊したかったりする温泉がある。私にとってそれが、北海道八雲町にある上の湯温泉「銀婚湯」である。

ということで行こう行こうと思いつつ、ずっと行けていなかった5000坪もの敷地を持ち、そこに宿泊者限定の貸し切り露天風呂が点在しているそんな北海道にある銀婚湯に母と妹と3人で連泊してきたので、今回は2泊3日を振り返る形でさらっと紹介したいと思います。

それではいってみよー。

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