空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

人と共にある『たてもの怪談』を読んで

 誰もいない家に「ただいまー」って言う?

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 私は言う、返事が返ってきたらそれはそれでヤバいけど。暗がりに向かって「ただいま」と自分で言って「おかえり」も自分でいっちゃう。だって返事が本当に帰ってきたら怖いでしょ。ところで夏になると必ずといってもいいほどやっている番組があるでしょう、ほんとにあった怖い話(ほん怖)とか。

 私は科学的解釈のできない、どこか不思議な現象や怪異といったモノに興味があるが、そういう系統のテレビ番組は苦手だし、ホラー映画も絶対に見ない。本物か偽物かに関わらず、映像として見るのは怖いのだ。夢に出てくる。

 だから私が山の怪談、山にまつわる不思議な話であったり、怪談モノに触れる機会はおのずと読書という形に限られてくる。もしくはラジオで聞く百物語とか。実話怪談系の本を読むのが好きで、中でも加門七海さんの本をよく読む。ということで、本日は図書館で借りてきた『たてもの怪談』を読んだ感想とそれを読んで思い出した不思議な体験について語りたいと思う。

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たった40分で誰でも必ず小説が書ける「超ショートショート講座」を読んで

「物語を書きたい」という気持ちがいつまでもココにある

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 三連休、特に何も用事はなかった。というか直前まで三連休であることにも気が付いていなかった。誰かに言われなかったら、金曜に誰もいない会社に出勤していたかもしれない。


 普段は家の掃除をしたり、買い物に行って食事の準備をしたり。合間合間でスマホアプリに勤しみ、炬燵の中で一週間視聴していなかったアニメを見て、ブログの記事を書いて寝るみたいな。そんな休日を過ごしているけれど。

 

もう1日くらいあれば、普段やらないようなことも出来るのではと思って。最近、休日外に出かけることは滅多にないのだけれど、都会の本屋に出かけた。持っていくのは財布と会社の社長に貰った一万円分の図書カード。

 

確か社長から「資格を取るための教本や過去問を買いなさい」と言われて有難く頂戴したものだけれど。まだ残金が残っていたはずだ。いくらか忘れたけれど単行本くらい余裕で買えるだろう。少しの背徳感と心が躍り出すようなワクワク感を持って、新宿のブックファーストで本棚を物色した。図書カードを貰った名目なんぞ知るか。

 

私は私が欲しいと思う本を買ってやる。そう思って意気揚々と出かけているのに、欲しい本のタイトルすら調べていない。意味がわからないが、こうすると(低確率ではあるが)ふと思いがけない本に出会うことがあるのだ。

 

というわけで、今日はそんな風に3時間以上本屋をブラブラして見つけた「たった40分で誰でも必ず小説が書ける 超ショートショート講座」という本を読んだ感想と実際に私が40分で作った物語を紹介したいと思います。

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なんだか一日中眠い・・・そんな貴方の睡眠を 史上最高にする『スタンフォード式 最高の睡眠』

仕事と眠気との闘いには、終わりがないように思う。

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 「月曜日が来る」というのが憂鬱で日曜の夜に夜遅くまで起きていたり。「このままじゃいかん」といつもより早く寝たはずなのに頭がぼーっとしたり。通勤途中につり革に掴まりながら仮眠を取り、それでもダメな時は缶コーヒーをぐいっと。なんていうか一時しのぎにしかならない、根本的な解決にはならない対策だ。

 

「眠くてしかたがない」というのは自分が思う以上にパフォーマンスが下がる。まず仕事に集中できない。注意深く、行わなくてはならない細かい作業では致命的だ。ついでに頭も回らないので、普段なら問題ないはずの仕事にミスが目立つようになる。

 

次にイライラしやすくなる。もともと自分が悪いだけなのだが、些細なことでカチンときやすくなる気がする。私は普段どちらかというと話しかけずらい静かな会社員していて、そのイライラを表に出したことはないのだけど。もしかすると漂う空気はイライラしているのかもしれない。

 

最後になぜか知らないが「寝てはいけない」と思えば思うほど、瞼が落ちやすくなる。意識で眠気を止めようとしても、体は睡眠を欲しているのだからなおさらだ。そして気が付くと、目をつぶっている時間が長くなってしまう。ということは、周りに見られている時間も長くなるということだ。気が付かない所で「あの人、仕事中も寝てばかりいる」評価になりかねない。百害あって一利なし。

 

 なんとかして、百害あって一利なしな「眠気」を味方につけることはできないか。そのための、誰にでもできる法則が『スタンフォード式 最高の睡眠』に書かれている。

 

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