空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

色のない世界と鮮やかな世界

「言葉が不自由」最近、よくそう思う。

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(illustration by くちばしかけた

自分に話しかける時はどんな言葉だって掛けられる。元気が出る言葉も、自分を奮い立たせる言葉も、甘やかすことも、慰めることも滅多打ちにして息絶え絶えにすることも、認めて許すこともできる。

ブログを書くときはそうはいかなくて、悩みながら言葉を紡ぎだすことが多い。本当に言いたいことなのか、伝えたいことなのか、忘れたくない思いなのか。思いつくままに書き綴って、人に見せられる形へと修正する。向こう側にいる不特定多数の誰かを意識するからだ。

削りとられた部分は胸に仕舞い、残された部分を丁寧に空へ飛ばす。いつだってその繰り返しだけど、現実はそうは行かない。口から出た言葉は取り戻せない。その結果としてもたらされるモノが時に怖くてしかたがなくなって。すべてを飲み込んで、笑みの向こうに隠してしまう。言いたいことも言えないことも、全部、全部、全部。

ということで、そもそも映画とまったく関係ない気もするけれど、「PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of ReBirth」を2回ほど見て考えたことを、自分自身のために書き残しておこうと思う。出来ることならば心の奥底に沈めておきたい部分なので、例によってまとまりはないかもしれませんがご了承ください。

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唐突に「薪割りしたい」と思った

突然だが、薪割りがしたい。

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そんな言葉が私の頭に浮かんだ。

たぶん数週間前から取り組んでいる苦手とする仕事が嫌すぎて、それらの仕事を叩き割り、仕事を忘れてスカッとしたかったのだと思う。今までストレスが溜まっては、さまざまなストレス発散方法を行ってきたが。「薪割りしたい」と思うのは生まれて初めてだ。

ということで、今回はちょっと久々に仕事のストレスが溜まりに溜まって、いつ爆発してもおかしくないので、今までに私が用いてきたストレス発散方法を紹介しつつ、ついでに薪割りをする方法を考えてみようと思う。

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第二の人生を歩む準備を始めた父と母を知って

それぞれの人に人生があるってことを唐突に思い出した。

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去年、突然父が「まだ決めているわけではないんだが、退職したら第二の人生を始めるために引っ越そうと思ってるんだ」と言い出した。私はそのことになぜかとても驚いてしまったことを覚えている。

普段、私が私視点で世界を見て、私の人生を過ごしているという意味では、私の人生の中心は私だ。けれどそれと同じように時折重なる分岐点で共に過ごすけれど、違う視点で世界を見て毎日を過ごしている人がいる。それは時に母であり、父であり、妹であり、見知らぬ誰かなのだ。

ということで、今回はいつまでも実家から出て行かない子ども達を見て、「だったら第二の人生を転機として、私たちが家を出ていくから」と父に宣告された私が思ったこと、感じたこと、今後やるべきことについてまとめておこうと思う。

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