空想島(6畳半)

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セミセルフレジでお釣りを取り忘れそうになった話をしよう

最近、セミセルフレジをよく見かけるようになった。

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最近、近所のスーパーでも「レジの待ち時間削減」のために導入されるようになってきて。セミセルフレジを見かけることが増えたように思う。初めの頃は戸惑ったけれども、慣れてくるとマイペースにお会計できるので中々良いものだと思う。

 

けれども、今日、色々なことに注意をそらされたせいでセミセルフレジでお釣りを取り忘れそうになるという失敗をやらかしたので、その経緯と教訓を紹介したいと思う。結構しょうもないことなんですけど、もしかしたら貴方も……やらかしてしまうかも。

 

それではいってみましょー。

 セミセルフレジとは

スーパーやコンビニ、駅のキヨスクで、客自身が商品を登録し、精算処理を行うレジスター。スーパー向けには、日本NCR「セルフチェックアウトシステム」東芝テック「セルフレジ」(いわゆる「フルセルフレジ」)などの商品名で販売されているが、近年は商品登録(スキャン)はチェッカー(レジ係)が行い、その後客が近接の自動精算機で支払うことで現金管理の手間や精算する時間を抑えられるセミセルフレジの導入が増加傾向にある。

(キャッシュレジスター - Wikipediaより)

映画館でチケット買うチケット販売機はちょっと別物かもしれないけれど。今まで何時から何の映画を何人見るか。空いている席はどこでどこを希望するかなどを人同士でやり取りしていたチケット販売カウンターに機械が羅列され始めた頃からその産声は聞こえていた。

 

そして次にそのセミセルフレジを見かけたのは、GU(ジーユー)に買い物に行った時だ。まだ導入したてなのか使い方を説明するスタッフがヘルプ要員として立っているものの、レジ下にあるボックスに買いたい商品を突っ込むだけで会計可能という画期的システムで。

 

「おお、すごい!」と当時はとても驚いた。

 

人件費削減も出来て、かつ会計がスムーズなこのセルフレジを見た時は、ちょっと近未来に迷い込んだかのような不思議な気分に陥ったものだ。

 

セルフレジのメリットとデメリット

さて、ここで今一度、セミセルフレジを導入する利点を整理してみよう。色々あるのだろうと思うけれど、ここでは私の思いつくことだけをいくつか紹介する。

レジ待ち時間の短縮

今までは購入商品のスキャン、会計、ビニール袋の有無などを1人のレジ係がそれを一手に引き受けていて。最近はお釣りが自動で出てくるモノも増えてきましたが。お釣りを自分たちで取り出して買い物客に手渡すレジだと熟練度が問われるわけです。私たちも、どこがあまり並ばずに済みそうかという所に目を光らせます。

 

けれど購入商品のスキャンは店員がサッと行い、お金を支払うためのセミセルフレジに
客を案内するだけ。セルフレジを2~3台設置しておくだけで、多くの人を捌けるようになると、レジ待ち時間の短縮に繋げられる。まさにレジ係にとってもお客にとってもwin-winな関係です。

利用者はゆっくり精算できる

今までのレジだと自分たちの後ろに多くの人が待っていて、おそらくレジ係も利用者も
早く会計を済ませないと!という強迫観念的なものが少なからずあったと思います。かくいう私も「どけよ」と言われているわけでもないのに、無言の圧力を感じていた。

 

セミセルフレジを使うことで。焦ってお金を取り出す必要がなくなるのではと思ったのですが。そういうわけでもなかったのです。商品スキャン用のレジ1台に対して、セミセルフレジが1~2台あって。セミセルフレジが満員な時に、次の会計が早めに終わってしまうと「現在、レジが混んでおりますので。少々お待ちください」と言われるのだ。待ちが発生するのだ。

 

妹はそんなの気にしなくていいんだよ、セルフレジは他にもあるんだし。のんびりと精算すればいいじゃない。と余裕の表情でしたが、私はチキンなので。そういう小さなことが気になってしまうたちなのです。それがのちの失敗に繋がった。

人件費を削減できる

これはどちらかというと利用者側というよりはスタッフ側のメリット。今までは利用客が多ければ多いほど、レジの台数とレジ係を増やす必要があったけれど。セミセルフレジを導入することで、レジ係の人件費を削減し、別の所に注力することが可能。

 

また近所にあるスーパーなんかはずっとアルバイト募集の広告を出し続けていたから。きっと常に慢性的な人員不足だったのだと思う。お客さんはたくさんいて嬉しいのだけどレジの待ち時間がとてつもなく長い。顧客の満足度はダダ滑りしてるような感じだ。だからセミセルフレジの導入は人員不足に対処するという役割も買っていると思う。

 

さらにレジ係が今まであれもこれもと行っていた作業を商品のスキャンに絞ることで。熟練スタッフでなければレジ係は務まらない的な、敷居の高さも改善できるのではと私は勝手に思っている。新人でも熟練スタッフでも変わらない働き方が可能というわけだ。

 

勿論導入当初は使い方のわからない客の対応などをする必要があるけれど、一度根付いてしまえば、その効果はかなりのものがあるのではと思う。

釣銭間違いが少なくなる

これも人が行っていたレジのあるある。買い物した時に新人さんレジに並んだ時は「そんなに焦らなくても大丈夫だよ、ゆっくりやりな」と応援する一方で、レシートとお釣りがきちんと合っているかを確認していた。別に多い分には指摘しない……かもしれないが。少ない場合は「ちょっとお釣り間違えてますよ」と指摘する。我ながらちゃっかりしとる。

 

レジによっては全部自分で行う奴とお釣りが自動計算されて出てくる奴と色々あるけれど。セミセルフレジはお客さんが自分で代金を支払うので、レジスタッフが釣銭を間違えることが少なくなると思うのだ。機械も完璧ではないからどこまで信用していいか微妙な所だが。きっとこれからはレジスタッフが理不尽な怒りに晒されることは少なくなるはずだ。

 

セミセルフレジでお釣りを取り忘れた話

という感じで、本題のセミセルフレジでお釣りを取り忘れた話をしたいと思う。

 

近所のスーパーでも最近セミセルフレジが導入された。休日の午前中の混雑は半端なく
レジの前に長蛇の列が出来てしまうので、多分待ち時間短縮のために導入されたと思う。いつも通り買い物をしていつも通りにお会計をする、ここまでは何の問題もない。

 

ところがどっこい、まずセミセルフレジから出てきたレシートを受け取ったのだ。そしてそのレシートに1枚300円相当、3枚集めると1000円分として使えるクーポンが付いていて。「お、ラッキー!」と思いながら、そのレシートとクーポンを切り離して財布に仕舞って。そしてその間中ずっと「お釣りをお取りください」とATMで聞くような警告音が鳴り響いているわけです。

 

チキンな私は急いでこの場を退かなくてはという気持ちに晒され「お釣りをお取りください」という言葉通り、「お釣りが出てるのはここだな」とおつりが出る所に手を突っ込んで小銭を握りしめ。さて買ったものをビニールに詰めて帰ろうとさっさとその場を離れたのだ。そうしていると少しして後ろの方で「お釣りを忘れた方はいらっしゃいませんか!」とスタッフが言っている。

 

なんだろう何かあったのかなとか、変だなと思いつつも。その瞬間は「あ、私は関係ないわ」と思ってたんですけど。最終的には「おまえだよ」っていうことに気が付いたのだ。

 

本日のまとめ

その後、もしかしたら1000円お釣り取り忘れた気がするとスタッフに申し出て、レシート照合した結果、その取り忘れた1000円は手元に戻ってきたわけですが。なんでそんなことが起こったのかというと、まず初めにレシート取ったのが悪かった。

 

 それまで購入金額の合計、投入金額の合計画面を見ていたのにお釣りをよく確認せずにビーッと音を立てながら出てきたクーポン券に気を取られてしまい。その次にお釣り取り忘れ防止のために鳴っていたに気を取られて。画面を確認せずに小銭を取り、結果的にお釣り(お札)を取り忘れるというボケをかましたのだ。完全に頭が起きていなかった。

 

私の記憶によると、お釣りを受け取る時にお札を入れた場所に千円札は見えなかったのだけれど。もしかしたらまずレシートが出てきて、レシート取った後に小銭、小銭を取ったあとにお札が出てくる流れなのかもしれない。わかんないけど。

 

それなら、お札を受け取って→小銭を受け取って→レシートが出てくる流れにしてくれるといいんじゃないかと思ったけれども。勿論、私にも問題がある。システムを完全に信頼して過信して、あまり画面を確認していなかったという所だ。画面を確認していれば取っていないお釣りの存在に気が付いただろうし。何か不具合があれば気が付かないはずがない。

 

この失敗は妹に笑われ、母にあり得ないと笑われ、何してんだと話のネタにされたのですが。ここの失敗から学べる教訓は「きちんと画面を確認しようぜ」ということと「焦らずにゆっくり確認しようぜ」ということですね。ATMでお金を引き出す時は忘れているものがないか、銀行のカードを財布に入れたかを念入りに確認するのだから、それと同じくらいに確認作業を怠らないこと、これが大切だと改めて思いました。


ほぼ無意識で行動すると、ハタと我に返った時、私のようにお金を取り忘れたことを忘れていたり、直前にした自分の行動が思い出せなかったり、お金をなくしたりするから注意しましょう。