空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

アドレス帳の断捨離で、人とのつながりを再確認した

最近、スマホのアドレス帳から目的の人物を選んでメールをするよりも、LINEを使うことが多い。といっても私には広く浅い友達がほとんどいないので、主な使い方は家族との連絡手段となる。例えば「今から帰る」とか「今日は残業だから帰るの遅くなる」とか、そんな感じで。

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そしてふと思ったのだ、スマホに登録されているアドレス帳を開くこと自体が少なくなったな。なんかもう最近連絡取る人たちとはTwitterとLINEとGmailで事足りる気がするから、スマホのアドレス帳、もしかすると全部いらないんじゃないかなって。

ということで、いつかやろういつかやろうと思いながら、ずっと後回しにしてきた。いわゆるアドレス帳に登録されている人間関係の断捨離をやってみたので、その時考えたことをまとめておこうと思う。

 その関係、断ち切っても後悔しないか?

改めてスマホのアドレス帳を眺めていると、最近連絡を取らなくなったけど、大学時代に一番仲が良かった子たちのことを思い出したりして、「今どうしているかな?」「元気にしているかなー」と懐かしく思う反面。名前を見るだけで気持ちがどんよりしてしまうアドレスがあることに気がつく。

まぁ1番初めの新卒で入社した会社つながりの関係とか。トラウマになるレベルで苦手意識を持っていた採用担当とか、そういう人たちのことなんだけど。あと時々、登録されている名前を見ても「これ、誰だっけ?」となって、名前と顔がまったく思い出せない人とかもいる。

なんで私は、昔のトラウマを否応にも思い出すから名前を見るのも嫌だと思っているにも関わらず、それらのアドレスを残しているのだろう。今後連絡することは絶対にないと言い切れるのにだ。

採用担当者とはもう二度と関わりたくないので問答無用で削除したけど、今はもうやめてしまった会社の中で仲良くなれそうだと思ってアドレス交換をした人、入社当初の連絡方法として使っていたLINEの同期グループの他にアドレス交換をした人までも削除してしまっていいのか。せっかくのご縁を消してしまうのは心苦しいというかなんというか、つまり判断ができなくて放置プレイしていた。

 

負の関係を断ち切って、気持ちを整理する

絶対に必要と言い切れる、今もよく連絡を取り合うし会社関係で必要だと思う。もしくは今後も連絡を取り合うことがあると思われるアドレスを除く、全てのアドレスを思い浮かべる。

例えば、今は連絡を取ることがなくなった大学時代の友人や部活でお世話になった先輩。昔の会社で知り合った友達になれるかもと思った人、日本全国に散らばってしまった中学時代からの友人たちについて。

心の中で自問自答する「今後連絡を取る可能性はあるのか?」「会う機会はあるだろうか?」「もう二度と連絡を取れなくなっても後悔しないか?」

こんな感じで私の中で色々考えた上で、昔の会社でのつながりを絶つことにした。LINEの会社同期グループも脱退して、LINE上のアドレスも削除した。せっかくアドレス交換をして出来たつながりであり、縁だけど。

その縁を大切にして育んでいくのと、関係を切ることに罪悪感を持ってその縁にしがみついたり、消極的に残しておくのとは違う。後悔はない、これでよかったのだと思う。だってアドレス帳を見るたびにどんよりとしていた気持ちが、ちょっとスッキリしたから。

 

本日のまとめ

久しぶりにアドレス帳を見た気がする。ずっと蓄積され続け、整理されることがなかったデータという名の人間関係をだ。

今はTwitter、LINE、Facebook等のスマホのアドレス帳には登録されていないけれど、密に連絡を取りあう人というのがいて。アドレス帳に登録されている人との関係なんていらないかなと最初は思ったけど、そんなことはなかった。

今はあまり連絡も取らなくなり疎遠になってしまったけれど、何にも変えがたい大切な友達で、また会いたいと思える人がいることを再確認したり。

私の人間不信による情緒不安定さ加減と被害妄想が災いして部活関係で多大なる迷惑をかけてからは、もう会うことも話すことも出来なくなってしまった、当時お世話になった人たちに対する後悔とか。

TwitterやLINEで時々連絡を取り合う(私的に)仲が良いと思っている人でも、どちらかがアカウントを消した瞬間にそこで関係が終わってしまう、本当はとても脆い綱渡り的な関係を保っているのかもしれないと思ったり。

だからこそ、改めて人とのつながりを大切にしよう。そんなことを登録件数が半分以下になったアドレス帳を眺めながら改めて思った。