空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

2014年夏(7月~)の新作アニメ、どれ見る?

私の派遣社員としての就業期間もカウントダウンに入りましたが、7月まであと1週間となると、新作アニメ一覧も出そろった時期です。きっとアニメ好きの人は、新作アニメ一覧と公式HPを見つめながら、絶対見たいもの、試しに見てみる作品など仕分け作業に勤しんでいることだろうと勝手に思っています。

さて今回も2014年冬、春に引き続き、私が独断と偏見で選んだ3つの作品について、放送前に抱いた印象、作品の魅力について簡単に紹介したいと思います。

大本命:東京喰種

ぐいぐい引き込まれていくストーリーが、面白い。

東京喰種トーキョーグール 1 (ヤングジャンプコミックス)

週刊ヤングジャンプにて連載されている石田スイさんのデビュー作品であり、とても人気があるダークファンタジー漫画ですね。

あらすじ
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人喰種が蔓延る東京。平凡な大学生・金木研(通称:カネキ)は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。(出典 Wikipediaより)

人を襲う喰種を殲滅せんとする人間と人を食べて生きる喰種、そして人と喰種の性質を持つ半喰種である主人公の葛藤や抗争がメインですが、デビュー作とは思えない画力、スリリングかつスピード感のあるストーリー、ぐいぐいと読者をその世界観に引きこみながらも、謎の多い綿密に練られた展開。

主人公がどういった道に進むのか、「人間とは何か」、「生きるとは何か」、「異なるものを畏怖して、何も知ろうとせず、差別して区別するのはどういうことなのか」というテーマを持っている所が、やはり魅力なのかなと思っています。

漫画でも相当血が吹き飛んでいたり、心臓貫いていたり、血が吹き飛ぶシーンが多いので、これアニメ化して本当に大丈夫かと戦々恐々していたのですが、7月からついにアニメスタートということもあり、実際に動く様子が楽しみでしかたがありません。

新規カットを入れた見ごたえのある:PSYCHO-PASS

PSYCHO-PASS自体は、2012年10月から2013年3月までフジテレビ『ノイタミナ』にてテレビアニメ第1期が放送されましたが、7月から新規カットを加え、全22話を1時間番組の全11話に再編集したものが公開されます。さらには10月に第2期、冬に劇場版が製作されることも決まっています。正直、ここまで続く作品だと思いませんでした。

PSYCHO-PASS サイコパス VOL.1【Blu-ray】

元々「踊る大捜査線」「SPEC」「攻殻機動隊」に始まる警察組織、公安ものが好きということもありますし、さらには最近流行りの近未来SFみたいなものも合わさって、当時からとても気に入っていた作品でもあります。こちらも結構グロイですけど。

シビュラシステムという、人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測する数値である通称「PSYCHO-PASS」(サイコパス)を重視し、表面的にはストレスから解放された数値至上主義社会。そしてその裏側で、ひそかに生きづいている犯罪係数いう値と潜在犯という闇を描く作品です。

企業の国営化と大量の失業者支援のための「職業適性考査」があるという設定を知り、私にも「今は自分の仕事を決められるという自由があるけれど、そこから零れ落ちた人を救済する仕組みがあまりないし、そんなんだったら仕事を誰かに決めてほしい」と思っていた時期もあり、今の日本社会に通じるものがあるなぁと思いながら、アニメを視聴していました。

続編が始まるまでの繋ぎとして過去の1期を復習しつつ、顔芸のような作画崩壊した所も修正が加えられるのかなと思いつつ、1時間は結構見ごたえがあるかもしれないなと思い、ちょっと期待しています。

過激かつ色々ギリギリらしい:残響のテロル

なぜ私は過激な作風の作品ばかり、チョイスしているのか。

残響のテロル オリジナル・サウンドトラック

最近、ノイタミナで放送されるアニメはめっきり見なくなっていたのですが、この作品は少し気になりますね。タイトルがすでに魅力的だと思います。原作があるわけではない完全オリジナル新作のようなので、第1話に期待ですね。内容については知りません。あらすじも読んだのですが、事前情報を入れずに楽しみたいと思います。

7月も楽しみがいっぱい!

とりあえず大きくとりあげたのは上記3作品ですが、その他にも優先順位は下がりますが、お試しで見てみようと思うものもあり、今年7月もそれなりに見たいと思う新作アニメが豊富でとても嬉しいです。4月からのアニメで第2クールまで続く作品もあることですし、7月が楽しみですね。