体と視覚の認識は異なる、日曜始まりと月曜始まり
なぜ、日曜始まりと月曜始まりがあるのか?
家のカレンダーを見ていて、ふとそう思いました。
今まで、私の家にあるカレンダーは日曜始まりだったのですが、今年からは会社から貰って来たカレンダーを飾っていて、それが月曜始まりでした。今まで慣れ親しんだ日曜始まりがいきなり月曜始まりになったので、カレンダーを見るたびに混乱しています。
日本のカレンダーは圧倒的に日曜始まりが多いようなんですが、中には、ビジネス向け(?)で月曜始まりのものも普及しているんですね。知りませんでした。どうして2種類あるんでしょう?
日曜始まりと月曜始まりの理由
私は実用性とは関係なく「長年日曜始まりしか見てこなかったから」という単純な理由で、カレンダーも手帳も日曜始まりです。それが当たり前だったので、今まで疑問に思ったことはありませんでした。
これを機に色々調べてみたのですが、明確な理由はありませんでした。けれど、いくつか主流と思われる説が見つかったので紹介します。
日曜始まりの理由
- キリスト教などでは、日曜日=キリストの復活日なので、週の最初とした
- 土曜日が安息日(休み)だったから
- 世界的にも日曜始まりが普及している
月曜始まりの理由
- 土日を並べておくほうが、週末の予定を書き入れやすい
- 今や当たり前となった週休二日制が関係している
ふむ。
これだけ見ると日曜始まりは古くからの慣習が人気の秘密で、月曜始まりは実用性重視ということでしょうか。土日に旅行に行く時など、 土日に渡ってビーッと線を引けるというのも魅力かもしれませんね。
まぁ、月曜始まりであろうと日曜始まりであろうと、どちらが使いやすいかは人それぞれなので、好きな方を使えばいいと思います。
体と視覚の認識は異なる
ここでさらに疑問に思うのは、カレンダーや手帳は「日曜始まり」なのに、毎日生活する時の認識は「月曜始まり」だということです。。
おそらく月曜始まりを受け入れているのは、長年生活するリズムを学校に通ったり、会社に出勤したりしてきて、作ってきているからだと思います。言い方は微妙ですが、長い間かけて刷り込まれてきた結果かなぁと思います。つまり、私の体が認識していることです。
それに対して、カレンダーや手帳における始まりは、生まれてから24年間、日曜カレンダーに慣れ親しんでいたという視覚情報からきています。こちらは過去の記憶と照合して、一瞬で判断を下しているように思います(カレンダーをじーっと見つめて、今日は月曜日…と考えることはあまりしません。左端は日曜という風に記憶しているので)。
だから長年親しんできた日曜始まりが、いきなり月曜始まりになると一瞬の判断を下す時に記憶と異なるので混乱してしまうのではと思います。
けれど、体にしみついている認識と視覚にしみついている認識が異なっても、特に問題なくどちらも受け入れてしまえるということを考えると、慣れというのは改めてすごいな力を持っているなぁと思います。