空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

私 と 世界 の 関係 

「世界」に住んでいるのは、何人だろうか。

世界の人口は約70億人以上と言われていますが、もちろんこの場合は、全世界の総人口という意味ではありません。この場合の「世界」とは、自分の近くにある身近な世界のことを指します。そして、その「世界」に住んでいる人は、自分の生活と関わりがある家族や、一緒に遊ぶ友人や親友、大切な人、辛いことを相談できる恩師、会社の同期、先輩、上司など、自分の人生に関係する人のことだと考えてください。

ここでは、自分の身近な世界のことを「内側の世界」、それ以外を「外側の世界」と呼ぶことにしますが、この「内側の世界」の人数によって、どれだけ自分が世間知らずで、社会と関わりがないかが、わかるのではないかと考えています。

例えば、赤ちゃん時代の世界は家族だけでした。小学生くらいの頃は、家族と学校と友達の小さな世界を形成していたと思います。そして中学、高校、大学と成長する中で、バイトをする、部活をする、就職するという風に「内側の世界」を少しずつ大きく頑強にしてきました。そう考えると、おそらく一般的には、年齢が上の人ほど「内側の世界」は広く、その中に住んでいる人もたくさんいるのではないかと推測できます。

そこで自身のことを考えてみると、かろうじて働くことが出来ていた4月~7月時代の住人は、約50人ほどいましたが、今現在の、私の「内側の世界」の住人は、たったの15人しか、いないことがわかりました。パッと思いつく人数だけなので、もしかするともう少しいるとは思いますが、本当に小さな世界で生きている、もしくは生かされていることを痛感します。

今後、私のしたいことは、この小さな、台風でも来たら吹き飛んで消えてしまいそうな世界を広げて行くことです。その中で、自分の「働きたい」を実現していくことでもあります。ただ単に、携帯のアドレス帳に滅多に連絡しないけれど、電話番号だけ知っているような人を増やしていくように、「内側の世界」を広げて行けばいいと良いというわけではありません。大切なことは、人生の仲間とも呼べるべき住人を増やし、その世界に住んでいる人と一緒に、毎日を楽しく過ごせるようにすることだと思います。まだまだ、遠い夢のような話ですけれど。

今、あなたの世界には、何人住んでいますか?