空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

やらなければいけないことを無理なくこなす目標ランクの立て方

目標レベルにも、A、B、Cのランクがある。

これは、大学時代からはじめた、私なりのライフハックです。目標ランクに分けることによる利点は、3つあります。

1つ目は、やらなければいけないことを区別できること、
2つ目は、優先順位別にタスクを管理できること、
3つ目は、自分を褒めて自信をつけることができること、です。

高校時代に比べると、大学はやらなければいけないことが増えませんか?私は途中で理転した理系(笑)レベルですが、授業のレポート、レポート、レポート、プログラミングの演習課題、課題、課題、レポートという感じで、時間に追われていました。卒業論文が追加されると、研究、研究、論文発表、研究、勉強、研究という風になります。そのため大学生活は、時間管理と健康管理、そしてモチベーション管理が大切になってきます。

やらなければいけないこと、つまりタスクと呼ばれるものには提出〆切があります。多くの人がスケジュール帳や勉強用ノートにメモして、赤ペンで目立つようにしておくくらいのことをするでしょう。ただやらなければいけないことがたくさん増えると、それだけで焦ってしまうこともあります。「~しなければいけない」系のタスクは、本当にそれが存在する場合と、自ら課してしまう場合があります。自分で自分を追い込んでいる気がして、息がつまりませんか。優先順位的には低くて、後回しにしてもいいようなどうでもいいことをしてしまって、自己嫌悪に陥ることはありませんか。

わたしも、しょっちゅう自己嫌悪をしていました。自分を責めると、それだけでやる気がなくなってきます。するとやらなくてはいけないタスクを、さらに後回しにしてしまうという負のスパイラルにヒューンと落ちてしまいます。そこで、このままじゃヤバイなーと思って、考えたものが目標レベルのランク分けです。

目標レベルのランク分けは、簡単にいえば、タスクを目に見える形で管理し、 優先順位をつけながら、毎日の目標設定をする、ただそれだけです。 やり方は簡単です。

1.まずタスクを全部紙に書き出します。
本当にやらなければならないことを紙に描きだすことで、現在の状態が把握できますし、やらなくてもいいことを、この段階で排除することができます。

2.次に書き出したタスクに優先順位をつけます。
タスク1つ1つに最終〆切がありますよね。それを〆切が近い順に上から下に並べます。すると一番上が優先順位が高いということになります。タスク〆切が同日に複数あったり、日程的に連続している時は難しいので省きますが、基本的には最終〆切の前に、内々、つまり自分の中での〆切を設けましょう。万が一、内々の〆切に間に合わなくても、どうにかすることができる余裕を持つことが大切です。

3.何をすべきかを洗い出します。
内々の〆切に間に合うためには、何をする必要があるのかを考えます。ただしここらへんは適当でいいです、思いつくことをあげておけば、あとから足りないものは見えてきます。

4.今日1日でやっておくとよいことを決めます。
大きな、なんだかとても大変そうに見える問題を細分化して、1日で出来るくらいの小さなことに落とし込んでいきます。あとは目標レベル、A、B、Cに分けて、〆切から逆算して予定を立てます。この時、Aは1日のやるべきことの内でもっとも達成が難しいこと、Bは少し頑張れば達成できそうなこと、Cは無理することなく簡単に達成できることくらいのランクと考えてください。

*大切なことは、とりあえずCをクリアすれば今日はOKであると、自分をほめることです。

慣れていない時は、問題や課題を細分化していく作業が難しいかもしれません。 しかしこれが出来るようになると、ゲーム感覚でタスクをさばくことができるようになります。また集中できる力には持続時間というものがあり、どうすれば集中しながらタスクを捌けるかという所にも意識がいくようになります。例えば、ABCの目標レベルを立て、Cをクリアしたので休憩として少し遊んで、それからBに取り掛かるというように一日のリズムを自然に立てられるようになり、時間管理と健康管理、モチベーション管理ができるようになります。

やりすぎるとタスクに振り回されたり、管理される時間を過ごすということになり、それはそれでストレスになることもあるので、注意すべきところはありますが。「今日もよく頑張ったね」と声を出して自分をほめる1つの指標に、なるのではないでしょうか。毎日に遊び要素を取り入れながらタスクをこなすることで、〆切も守れるし、自分も元気になれます。

人それぞれ、自分にあったやり方があるので、いちがいにこれがいい!というわけではありませんが、やってみたいと思った方がいれば、やってみてもよいかもしれません。