空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

しんじゅく若者サポートステーションに行ってきた

誰かに相談したい、話を聞いて欲しい。

そう、切実に感じたのは会社を辞めるという決断をする直前でした。様々な理由を付けては有給を使い、会社を欠勤し続けていたある日のこと、「どうして会社に行くのが辛くなっちゃったの?」という言われた時、自分なりに理解している1つの答えを、両親に言うことが出来ませんでした。

今思うと、途中から辛くなったのではなく、初めから辛かったのです。根本的に働く姿勢や、お金を稼ぐ以外の働く意味や意義を理解できていないので、どちらかというと働くことが嫌とか仕事が嫌とかいう以前の問題でした。つまりは、社会に出る準備が出来てないまま、大学を卒業したら就職活動をして社会人になるのが当たり前だからとか、働いてお金を稼がないと死ぬという強迫観念から逃れるために、周りに流されて就職活動をして、社会人になってしまったこと、自分の人生を考えていなかったことを後悔していたのです。

ですが、「ニートにするために貴方を育てたわけじゃない」とか、「貴方にいくら投資したと思っているの」とか、「社会不適合者じゃないか」と言う親に対して、上記のような会社に行くのが辛いと思う根本的な原因について話したり、相談したりすることは出来ませんでした。

会社にいた時は、メンタルヘルスケアの相談員という方に相談していたのですが、相談員とはいえ会社の人なので、詳しいことは言えません。家族にも、言えませんでした。会社の同期は、私のように悩んでいる人はいなさそうなので、勿論相談できません。あぁ、誰にも相談できないや・・・と思っていた時に、ニートサポートネットの存在を知りました。

ニートサポートネットとは、

働くことについて悩みを抱えている若者の皆さんの自立のサポートを目的として 作られたwebサイト(モバイルサイト)であり、厚生労働省の委託事業として実施しています。 また働くことについて、さまざまな悩みを抱えている15歳〜39歳くらいまでの若者が就労に向かえるよう、 多様な支援サービスでサポートする地域若者サポートステーションが全国149箇所にあり、 1.キャリアコンサルタントなどによる相談 2.コミュニケーションスキルアップのためのグループワーク 3.職場見学、職場体験 などのサービスを無料で受けることが出来ます。

これを知った瞬間、相談無料とあったので、7月末あたりに電話しました。 そして8月12日に面談の予約をしていたので、本日行ってきました。 面談では、主に社会人になって感じたこと、大学時代の生活、今の生活リズム、 部活やバイトの経験、ふるさとワークステイに興味をもったきっかけ、 就職活動について1時間くらい話しました。やはり、会社の人には言いにくいけど、 家族くらい近すぎても言いづらい場合は、第三者的立場、まったく事情を知らない他人の方が、 ある意味、話しやすいなぁと思いました。

相談の結果、いきなりハローワークなどで、具体的な仕事を探すというよりは、 地域の人と接するボランティア活動や、興味のある知らないことに挑戦する活動をする中で、 自分探しではないですけど、自分のやりたいことや、働くとはどういうことなのかを 考えたり感じたりしようという方向になりました。ただゴールや目標を定めずに ダラダラとやっていても、時間を無駄に過ごしてしまう可能性が高いので、大きなゴールと小さな目標を立てましょうという話になりました。 例えば、最終的な大きなゴールとして1年後に働くとした場合、小さな目標として 3か月後はどうなっていたいか、6か月後はどうなりたいかという風に、逆算して スケジュールを組みましょうということです。 やはり、ゴールと目標設定からは逃げられないのですね。次の面談は27日なので、それまでに大きなゴールと小さな目標を考えようと思います。

ニートになって早2~3週間、少しずつですが、動き始めようと思います。 悩んだり迷ったり、相談したくても相談する人がいないと思った時、 話を聞いて貰うだけで、もやもや考えていることが整理されたり、不安が軽減したりするものです。 どうしようもない、どうすればいいのかわからないという時、このような機関に思いきって 電話するのもありだと思います。ただし、ちゃんと事前に調べることは必要です。 心が弱っている時は、他の何かに騙されたり、付け込まれたりしやすいですからね。