人と共にある『たてもの怪談』を読んで
誰もいない家に「ただいまー」って言う?
私は言う、返事が返ってきたらそれはそれでヤバいけど。暗がりに向かって「ただいま」と自分で言って「おかえり」も自分でいっちゃう。だって返事が本当に帰ってきたら怖いでしょ。ところで夏になると必ずといってもいいほどやっている番組があるでしょう、ほんとにあった怖い話(ほん怖)とか。
私は科学的解釈のできない、どこか不思議な現象や怪異といったモノに興味があるが、そういう系統のテレビ番組は苦手だし、ホラー映画も絶対に見ない。本物か偽物かに関わらず、映像として見るのは怖いのだ。夢に出てくる。
だから私が山の怪談、山にまつわる不思議な話であったり、怪談モノに触れる機会はおのずと読書という形に限られてくる。もしくはラジオで聞く百物語とか。実話怪談系の本を読むのが好きで、中でも加門七海さんの本をよく読む。ということで、本日は図書館で借りてきた『たてもの怪談』を読んだ感想とそれを読んで思い出した不思議な体験について語りたいと思う。
偶然の出会いが忘れられない「Echelon tea house 瀬田」のお話
約5か月前の今頃は、ゴールデンウィークでしたね。
皆さんは、どのように過ごしたのでしょうか。
私はゴールデンウイーク中に3泊4日くらいの京都&滋賀旅行してました。
交通費代を節約するために乗り込んだ夜行バス(最近は4列は疲れるので、乗るのはもっぱら3列)。早朝に到着した京都駅でスマホの電源を求めて歩き回ったり、おばんざいが格安で頂ける朝ごはんを求めて朝のひんやりとした静謐な空気の漂う京都の街を歩いたり。
その日は御寺泉涌寺 別院 雲龍院を訪問して、朝から写経体験をしていた。この写経体験も別の機会で紹介したいと思っているが、その写経体験の帰り道、滋賀県の瀬田をぶらぶら歩きながらお昼御飯を食べる場所を探していた時のこと。
なんとなく「その街に根差している店に入りたいな」と思って、スマホで検索して見つけたカフェに入った。決め手は紅茶とホットケーキ。本日は偶然入った紅茶専門店「Echelon tea house 瀬田店」の話を紹介したい。とても素敵なお店だったので。