空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

人生初、ボードゲームカフェに行ってきた

「妹にボードゲームを体験させたいなぁ」と思った。

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 なんでそう思ったかというと、私は今年5月くらいから神田にあるTRPGカフェに、月4~5回通っていて、仲の良い、お会いしたら「こんにちは」と挨拶する人が増えて。一緒に遊んでくれる知り合いも増えて、家と会社(仕事)以外の繋がりができたら、毎週楽しみが出来て、なんか人生が充実してるなーって思えるようになりました。

 けれど、どちらかというと妹はそういうのが少ないので。興味のある場所や世界に一歩踏み出す、家と会社以外の居場所を見つけて欲しい、という気持ちがあったのです。お節介かなぁと思いつつ。けれどいきなり知らない人と一緒に遊ぶのは難しいだろうということで、私もTRPGはやるけれど、ボードゲームはほぼ未経験だったので、一緒なら行きやすいだろうと思ったわけです。

 というわけで、ボードゲーム好きでボードゲームに詳しいお知り合い(以降、ボードゲーム先輩と呼称)+私、妹、私の大学時代の友人のボードゲーム未経験者3人を含めた4人で御徒町のコロコロ堂さんでボードゲームで遊んできた話をしたいと思う。

コロコロ堂とは

 今回、予約して行ったのは上野・御徒町・湯島エリアにある世界のボードゲームで遊べるカフェ「コロコロ堂」さん。置いてあるゲームは250種類以上、店員の方がルールを丁寧に教えてくれるので、「ボードゲーム? ルール全然わかんないんだけど?」という人でも安心です。

 他のボードゲームカフェに行ったことがないので、比較対象がないのですが、木目と清潔な印象を与える木製の椅子とテーブルが並び、手前が6~8人ほどが利用できるテーブル、奥が4人利用できるテーブルとなっていて、アットホームな印象を抱くコンパクトで可愛らしいお店でした。

 お店の壁側に所せましと並べられた250種類以上のゲームの中から好きなモノを選んで、遊ぶことができます。ルールが分からなければ店員さんに教えてもらうことも可能。今回は事前に興味あるボドゲを何点か選出し、全てボードゲーム先輩に教えてもらいました。

5時間で8種類のボードゲームで遊んできたよ

 ここからは、実際に遊んだボドゲを簡単に紹介しつつ、初めてプレイしてみた感想などをさらっと紹介したいと思うのですが、8種類紹介するのが面倒なので、8種類の中で私が最も面白いなと思った3作品について紹介します。各種ボドゲのルール説明していると長くなるので、全て省きます。興味ある人は調べてみてください(丸投げ

手軽なのに、めっちゃ盛り上がる「ニムト」

 まず、ボードゲーム先輩が選出してきたのは、ドイツのカードゲーム「ニムト」。対象年齢は8才以上。ルールは一度説明を受け、1回プレイすればすぐに理解できる。「ボードゲームとはなんぞや」という初心者でも楽しめるボードゲームの鉄板だ。

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 このカードゲームはね、単純だけど確かにとても面白い。7並べのように場札として出している4列のカードに対して、最も近くて最も小さな数字順に並べていくんだけど。それが6枚揃ってしまったら、今まで並べてきた5枚をマイナス点として受け取らなければならないのだ。

 だから相手が出すカードの数字を予想しつつ、10枚の手札をどんな順番で出すかという戦略が大切。列に並ぶカードが4枚、5枚と増えていく中で比較的安全圏の列に並べるようにカードを出すとか、比較的被害が大きくならない内に1や2などの小さい手札を出しておこうとか。

 ボードゲーム先輩曰く、4人程度であれば、他の人が出す数字の予想がつくけれど、6人や10人になると予想不可能状態になるので、それもそれで面白いらしい。またやってみたい。

 

コツコツ宝を集めるか、大穴狙いか「海底探検」

この青い箱に描かれた可愛らしい潜水艦が可愛い。

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海底探検は、簡単な世界観があります。ゲームに入りやすくていいですね。

海底に眠る財宝を探索するのは潜水艦に乗り合わせた欲張りな探険家たち。潜水服に身を包み勇んで宝探しに向かいますが、なんとこのオンボロ潜水艦では、すべての探険家がひとつの空気タンクにつながっているのです。

「海底探険」は、サイコロでコマを進め、誰よりもたくさんの宝を持ち帰ることを目指すテーブルゲームです。(公式HPより)

 

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 写真のように潜水艦から蛇行するかのように伸びる一本道。これが宝探しの道。タイルの色合いは深度が深くなればなるほど濃くなっていくグラデ―ジョン。そしてタイルの裏には数字が書いてある。これがお宝であり勝利点。もちろん深ければ深いほど、お宝もガッポリだ。けれどお宝1つ持っていると、その人の手番が来るたびに空気タンクの容量が減るので、酸素がなくなる前に出来るだけたくさんのお宝を持って生還しなければならない。

 コマはサイコロ1~3の目だけが出る特殊なダイスを2個振って、その出目の合計で決定する。最大でも6マスしか進めないのですが、お宝を1つ持っていると出目-1マス進める形に。つまりはお宝を2持っている状態で、出目が1、1だった場合、空気は消費するのにその場から一歩も動けませんなんて状態になることも。私はサイコロの出目が死んでいて、中々生還できませんでした。

 1ゲーム3ラウンド制なので、1ラウンドであえて生還せずにたくさんのお宝を保持しておき、2ラウンド~3ラウンド目でがっつりその塊をゲットする作戦もありですし、ひたすら堅実に少量のお宝を集める作戦なども考えられます。けれど、酸素が減り始めるとあっという間なので、どこで見切りをつけるかの判断も大切。各自の戦略が光るゲームでした。私? 私はなんも考えてません!

宝石集めが楽しすぎる「宝石の煌めき」

ボードゲーム先輩が「中級者向きかもしれない」と持ってきたのは、2014年にドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた「宝石の煌めき」というボードゲームです。

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 プレイヤーは全員が宝石商人となり、宝石を生み出す鉱山、輸送手段、加工職人を確保しつつ、商人として名声を集めるというストーリーになっている。宝石トークンがキラキラ輝いてて、しかもちょっと重いのが印象的。持っている感がある。

 ゲームはいたってシンプルなルール。宝石買いながら発展カードを買い、勝利点の合計が15点に達したプレイヤーが居たターンが最終ターンとなり、そのターンの終了時点で最も勝利点が高いプレイヤーの勝ちとなるというもの。

 発展カードというのが、宝石を生み出す鉱山、輸送手段、加工職人であり、そのカードを買うためには、それぞれに記載された必要宝石数を満たす必要がある。しかし宝石は1人10個までしか持てないし、他プレイヤーと狙っている発展カードがバッティングしてしまう危険性もあり、臨機応変に戦略を変える必要がある。

 このゲームが一番、私的には楽しかったかなぁ。じっくりプレイするゲームが楽しい。ゆっくり何をすればいいか考えられるし、そもそも宝石を集めているだけで楽しい。4人で遊べるから年末に家族全員で遊ぶのも楽しいかもしれない。

本日のまとめ

  休日に5時間遊んで、8ゲームほどいろんな種類のボードゲームを楽しんで、お値段たったの1800円。お菓子類は持ち込み自由だけど、飲み物だけはお店でご購入なので、実質は2100円くらいですね。TPRGと比べるものなんですが、とてもコスパがいいです。1プレイ時間がTPRGよりもはるかに短く、誰でもすぐに理解ができるルールでいて盛り上がる、そして世界中にあるボードゲームを遊べるのが魅力ですね。

 妹にも話を簡単に聞きましたが、彼女なりに楽しんでくれたようなので、私としてはとても満足しています。ボードゲーム未経験者3人の面倒を見てくださったボードゲーム先輩、声をかけたら有給取って参加してくださった友人にとても感謝しています。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 宝石の煌めきはちょっと箱がでかいですけど、持ち運びがしやすいカードゲームとかは大晦日やクリスマスパーティーとか、ちょっとした集まりの時に気軽に遊べるアイテムかもしれません。興味を持った方はこれを機にボドゲの世界に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

※各種ゲームのルールを全て省略しましたが、ルシュールクミオ(id:bg4kids) 様のブログ記事がとても分かりやすく、ルールと遊び方をご紹介しているので興味のある方はそちらをご参照ください。