空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

働き始めてから3年経ったので、「働く」ことを振り返ってみる

2年前にも、同じようなこと書いてる。

 

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 初めましての方は初めまして。お久しぶりな人はお久しぶりです。
 ずいぶん長らく音沙汰なかったけれど、私は元気です。

 

 気が付いたら前に記事をあげた時から約1年くらい経ってますね。色々理由はあるのですけれど、なんというか私はシングルタスク型なのです。好きなこと1つくらいにしか集中できない人間なのです。最近はブログ以外に興味がわき、仕事と家以外に居場所を見つけたので、意欲的に取り組みバリバリ遊んでいました。なので、ブログ記事への優先度が底辺くらいまで下がっていたのです。

 

 それがなぜいきなり復活したのか?
 理由はただ1つ。『自分の考えを整理したいな』って思ったから。なんか久しぶりに自分のブログ見たら、「働き始めて1年経ったので~」の記事を見つけて、「あれれ、気が付いたら今の仕事始めて3年経ってるじゃん」って思ったから。

 

 ということで、本日は久しぶりに3年間働いてみて、私の中で「働く」がどう変化したのか。それともあんまり変化してないのか。そのあたりを振り返ってみたいと思う。なんか思っていることを羅列したい気分なのだ。

 

別に働くことは嫌いじゃないな

 3年間仕事を続けてみて、実感としてあるのは「働くこと嫌いじゃないな」ってことだ。別にうはははは、仕事、超楽しい!ってわけじゃなくて。つらくはないって感じ。つらくはないし、やりたくないことじゃないから続けられるっていうのかな。
 
 それは会社……というか仕事現場の環境や人間関係であったり。もしくは仕事とは別の、自分がやって楽しいことを見つけたり、できたり。そういう、会社と家と自分と社会を取り巻く世界の捉え方みたいなものが、なんとなくだけれど、現状はバランス取れてるからかもしれない。
 
 適度に頑張って、適度に頑張った結果が認められて褒められるのも嬉しいし。適度に頑張って、夏季休暇に二泊三日の一人旅で温泉三昧の日々を過ごすのが楽しいし。適度に頑張って、時々有給取って平日に普段行かない所にいってゆったりするのも楽しいし。はたまた仕事終わりの夜、気の合う仲間と集まってアナログゲームして遊ぶのも楽しい。
 
 仕事内容にもよるのかもしれないし、誰と一緒に働くかにもよるかもしれないけれど。別に仕事だけで人生決まるってこともないだろうし。過去にできるだけ働きたくないと思っていたけれど「私、別に働くことが嫌いなわけじゃなかったんだな」ってわかった。
 
 じゃあ、なんでそう思っていたのかというと「やりたくない、つらいと感じる。もしくはトラウマになっている」ことをやりたくないだけなんじゃないかって。逆に言えば、まあ、そう思っていないことならば大抵大丈夫なんだろう。

強迫観念という名のトラウマ

 「別に働くの嫌いじゃないな」って思えていたとしても、私にもトラウマはある。
 新卒で入社した会社を4か月で辞めた日のことだ。知り合いに「あの時のことはもう忘れてもいいんじゃないの?」って言われるんだけれど。あの時のことを考えると今でも喉の辺りが痛くなって、涙が出そうになる。あの頃の私は、一体何がそんなに嫌だったのだろう。
 
 人見知りすぎて、他人が怖かったんだろうか。働くことが怖かったんだろうか、働いたこともないのに。苦手なプログラミングを仕事としてやるということが嫌だったのだろうか。いいや、私は私という人間を否定されたり、失望されたりするのが怖かったのだ。
 
 大学4年間+大学院2年間でいちおうプログラミングやってきて、口先八丁で卒業した。授業の中でJavaやVisual C#やMayaやPostgreSQLとか、まぁ色々やったし。築地で働いてた頃にVisual BASICとCOBOLもちょろっとかじったけど。だからといって実際に何が出来るというわけでもない。何かしたいという気持ちもあまりない。
 
 あるのは、今の仕事をやめたら資格も何もない私にとってスキルとしてプログラミングが出来たら便利かもしれないという気持ちくらいだけど。上記の経験から、私はこういう系統の仕事が怖い。怖くなってしまった。
 
 ほぼただの被害妄想だし、強迫観念のようなトラウマにしか思えない。けれど、もし本当はやりたくないのにその気持ちを隠して周りに流されたりしたらあの頃の言いようのない不安や恐怖、憂鬱な気持ちが戻ってきて。働くことが怖くなって、自分が不幸になってしまうんじゃないかって思う。
 
 私は、それが、怖い。

 

本日のまとめ

「なんかやりたいこととかないの?」
 
 よく聞かれるのだ。社長とかに。けれどこの質問が、私的には一番困るのだ。
 
 だって仕事や働くことにおいて、別にやりたいことはないから。やりたくないことはあるけど。だからやりたくないことを出来る限り避けて、毎日働くのがつらくはないのであれば、極端な話なんでもいいと思う。お給料と適度な有給が貰えればそれでいいかなって。贅沢な話かもしれないけれど。
 
 私は、今が一番仕事以外が充実しているかもしれないって思うのだ。そして仕事は別に充実していなくてもいいと思っている。ただいつまでもこのままじゃいられないんだろうなあとは思っている。そしてそうなった時、たぶん私は困る。たぶんじゃなくて絶対に困る。
 
 今は働くことができているから、なんか余裕があって。いつまでもこの生活が続けばいいのになぁ、なんて考えていられるけれど、会社が倒産したり、派遣切りとかにあって仕事がなくなったとしたら、そもそも雇ってもらわないと働けないし。お給料も発生しない。転職活動しないといけない。今の私が転職活動して次の仕事あるか?わからん。絶望的だ。考えるのやめたくなるね。
 
来年30歳になるので、そろそろこの次どうするか考えなければなーと思っている。あー、ままならない。今が充実してても一瞬でお先真っ暗になるかもしれないのだ。どうあがいても逃げられない。なら出来うる限り、自分にとってつらくない選択したい。
 
「やりたくないことはできるだけやらない」この精神は忘れないようにしたい。あとその時々で方向転換しながら進むこと。道は一つじゃないと思うから。まあ何が正しいとか正しくないとかないからね。自分にとっていいなと思う方向を選ぶの方が、たぶん後悔しないと思うんだよね。

 

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