ゲーム開始:1時間でプレイデータが消えた話をしよう
NieR:Automata(ニーア オートマタ)というゲームがやってみたかった。
かつてペルソナ5を最高の環境でプレイしたい、ただそれだけのためにペルソナ5の発売に合わせてPlaystation4を買ったのだが、プレイできるゲームがペルソナ5だけというのも悲しい気がして、やってみたいゲームを探していた。
その時、目に入ったのがNieR:Automata(ニーア オートマタ)である。
体験版をプレイし、周りのプレイしている人の意見を参考にして悩んだ結果、とりあえずやってみるかと製品版を購入した。クリアできる気がまったくしないが、こう、アクションゲームをスタイリッシュに出来たらカッコイイ!という憧れがあって、時々挑戦してみたくなってしまうのだ。
ということでさくっと「NieR:Automata」の紹介をしつつ、アクションゲームが苦手な人間が「NieR:Automata」のオープニングをプレイした感想と教訓を紹介しよう。
NieR:Automata(ニーア オートマタ)とは
スクウェア・エニックスより2017年2月23日から発売されているアクションRPGです。舞台は異星人が製造した兵器「機械生命体」が支配している荒廃した地球。プレイヤーは人類側が製造したアンドロイドとなり、地球奪還のために「機械生命体」と代理戦争的な戦いに身を投じていく。その戦争とつかの間の休息を通じて、世界の真実と自分たちが生まれた意味を知るという物語だ。
2010年に発売された「ニーア ゲシュタルト/レプリカント」の後継作品らしいが、私はそんなことは知らん。ただクオリティの高い荒廃した廃墟風景と音楽が好みだった。問題があるとすれば、このゲームが、私が苦手とするアクションRPGである点だ。
唐突だが、私の中で「NieR:Automata」は、ファイナルファンタジー的なゲームに分類される。このガバガバな分類によるとBIOHAZARDもファイナルファンタジー的だし、アンチャーテッドもファイナルファンタジー的である。多分キャラクターも世界も何もかもを、3DCGを用いて作ったゲームとして「ファイナルファンタジー」は、私が最も衝撃を受けたゲームだからなのだと思う。まぁプレイしたことないんだけど。
そう、私はフル3DCGなゲームをやったことがないのだ。
アクションゲーム苦手な人向け救済システム
アクションゲーや格闘ゲームによくある、とある技を繰り出すためにボタンを連打したり順番にテンポよく押したり、次の技につなげるための途中キャンセルがあったり。なんていうかアクションすること自体がすでに複雑で敷居が高い。昔はそういうゲームが多かったように思う、スタイリッシュプレイができるのはそれを極めた人間だけなのだ的な。
けれど最近は誰でもハイスピードでスタイリッシュなバトルアクションができるように作られているものが多い。NieR:Automataもそんな感じだ。基本的な攻撃は□ボタンと△ボタンだけ、R2ボタン1つで敵の攻撃を回避できる。出来る限り複雑な操作を排除した仕様。さらにアクションゲームが苦手な人向けに「オートモード」が搭載されている。これがあれば回避や攻撃でさえも自動で行ってくれる優れモノだ。
さて、心の準備はオーケーかな。それではこれからアクションゲームが苦手な私でもプレイできるのか実際にやってみた感想を紹介しよう。
ボタン操作に慣れるには時間が必要
導入はチュートリアルをかねていると思っているのだが、ストーリー重視なのか実際のスタイリッシュアクションの説明などはなし。習うより慣れろだ。無理。
基本的には攻撃は□と△の組み合わせ、あとは左スティックで移動。右スティックでカメラワーク、R2ボタンで回避、R1で射撃を行う。もうこの時点で同時にやることが多すぎてキャパオーバーした。しょっちゅうシステムメニューでキーコンフィグとにらめっこする。
さらに敵が現れることにビビって、攻撃なら攻撃一辺倒になって、移動することや回避を忘れ、安全第一で回避している時は攻撃を忘れる猪突猛進ガール的プレイになってしまう。心の余裕はどうやって作ればいいんだ。スタイリッシュさを気にする余裕はない、ボタンを適当に押すだけで精一杯だ。
もちろんEASYモードで始めたのだけれど、敵を避けようとしてコントローラを握りしめる体をひねったり、敵を倒すたびに隣でプレイを見ている妹に「もういないよね、いないよね!?」と安全確認してた。ビビリすぎである。
慣れればきっと余裕をもって敵に対処できるって、信じてる。
どこにいけばいいのか迷子になってた
ゲーム内の世界はほぼオープンワールド。システム的に侵入できない所以外はシームレスにつながっていて大体どこでもいけてしまう。けれど自分が今どこにいるのかどこへ向かえばいいのか把握しなければ、迷子になってしまう。
導入でもお情け程度にマップ情報があって「次の目的地はこっち!」みたいな印を目指して歩いていたはずだが・・・・・・普通に迷子になってた。地図情報を理解できない方向音痴なアンドロイドしてた。結局、実況動画を見ながらプレイした。ネタバレもいいところである。まぁ、細かいことはいいんだよ。
多分ゲームを進めていくうちにマップデータが更新されたりして、わかりやすくなるんだと信じてる。ずっと謎の3D立体マップだったら死ぬけど。
「ゲームの演出かな」という罠
オープニングのネタバレになるので詳しくは言えないが。しょっぱなから主人公がやむを得ず自爆して物語終了になる。するとその後、LOADING-システムチェック中-という画面が表示され、そこに哲学か何かかと思われる質問と三択の選択肢が表示される。
「意志---私たちの意思はどこから来るのだろう?」
・無から生まれる
・神が授ける
・もうどうでもいい、全てを投げ出す
何が起こっているのかわからなかった、ゲームプレイ開始時も似たような画面が表示されたし、ゲーム内の演出かなと思ったのだ。手持無沙汰になってコントローラをいじっていたら、選択肢を選べることがわかった。一番下の選択肢だけはヤバい気がしてそれを除く選択肢を選んでみたが、無限ループするだけで終わる気配がない。変だなと思って色々攻略ページをいろいろ見るが、謎の哲学的三択について記載はない。
ここで私の深読みが始まってしまった。攻略ページといえどもゲーム進行上の重大なネタバレを隠している可能性がある。さらにプレイヤーはアンドロイド。アンドロイドであればシステムチェックするだろうし、自爆でシステム初期化されたのだろうと考えられる。導入で死んでシステムが初期化されてから始まる物語なのだとしたら、本当の正解は「もうどうでもいい、全てを投げ出す」なのではと思ったのだ、本気で。
いやあ、アンドロイドになり切る演出だなぁと思いながら選択肢を選んだのだ。
本日のまとめ
その結果、……プレイデータ消えました!!
後日、調べた所・・・DL版のゲームに潜在的に存在するバグらしくゲーム自体のダウンロードの他に存在するアップデートファイルのインストールが終わらない時に表示されるメッセージと選択肢だったらしい。
完全にそういう演出なんだと思ってた。ゲームのストーリーなのか本当にPlaystation4のゲームのインストールだったのか区別がつかなかった。一度ゲーム画面から出てPlaystation4のシステムメニューを見ればよかったのか。知らんがな(´・ω・`)
それならそれでアップデートファイルインストール中ですと、これはゲームの仕様じゃないよ?とわかる工夫が欲しかったような。もしくは下手に選択肢を選べるようにするべきではないのではと思った。悲しい、私は悲しい。
また初めからやり直しという苦行、挫折する一歩前。今回の教訓は、みなさんもゲームをやることがあったらゲームのダウンロードとアップデートファイルのインスト―ルが全て終わったことを確認してからプレイしようということだろう。