空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

函館と箱根を素で間違えた私の観光旅を紹介してみる

私自身は温泉さえあれば、あとは寝ることができる部屋と旅館の食事さえあればそれでOKいう極端な旅しかしないが。今回は母と妹もいるし、そもそも函館旅行するのが初めてということで、(飛行機の時間の関係で)あまり余裕はないが函館観光をすることにした。

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事前にちょろっと函館って何があるのかなーと調べて朝市が近くにあって海鮮丼が旨い、函館といえばノエイン、ノエインといえば函館ロープウェー、あと横浜の赤レンガ倉庫的何かがあるとてつもなくざっくりとした情報を手に入れたので。これらを適当に網羅しながらさらっと実際にやった日帰り観光を紹介します。温泉旅行と比べると、適当さ加減が壮絶にプラスαされていますのでご了承ください。

それではいってみよー。

*函館朝市どんぶり横丁市場

台風7号直撃でまったく外の景色が見えないし、揺れに揺れまくり、ドリンクサービスがなかったことにされた朝6時くらいの飛行機に乗り、私たちはなんとか函館空港にたどり着いた。朝ごはんを食べる場所は決めていた、函館駅から徒歩1分くらいの函館朝市どんぶり横丁市場である。

函館朝市どんぶり横丁市場では新鮮な魚介類がたくさん売ってて、中にはウニの殻をかち割って中身をスプーンですくいながら食べることができたり、ヤリイカをその場で釣ってイカそーめんを頂けたり、ホタテBBQとかカニBBQができたりする。あと好きな具材を載せて海鮮丼を作って食べられるお店がたくさんある。

その場で迷うなんて時間の無駄ということで、独断と偏見で「きくよ食堂本店」に決めていた。選んだ理由は素直に食べログの評価が高かったこと、お米が特Aのゆめぴりか使ってること。暴論だが、正直海鮮はどこで食べたってお腹が空いていればなんでも美味しいと思うので、ご飯で決めた。

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これが私が頼んだ三食丼(いくら・うに・イカ)で1480円だったかな。(他のお店のことは知らないのでもしかすると同じようなサービスしてるのかもしれないけど)ここのお店の良いところは全ての海鮮丼で通常サイズとミニサイズを選べることだ。あんまりお腹すいてないからガッツリ食べられないけど、せっかく函館朝市に来たのだから海鮮丼食べたいという人の気持ちを満たしてくれる。

ウニがすごく美味しかった、甘くてトロッとしてて。やっぱりウニ丼みたいにガッツリ食べるんじゃなくて少しだけ食べるからこそ美味しく感じるんだよなーなんてことを思いながら食べた。イカはふつう。いくらはまるで宝石みたいに輝いてて醤油ダレに漬けてあるからご飯が進む。肝心のご飯はすごく……美味しい。ご飯だけでも美味しい、もちもちしてて噛めば噛むほどさっぱりとした甘みを感じる。

あと欲をいえば、ミニ丼なのにあんまりそんなに安いって気がしないの。もうちょっと安くして欲しいけど、これが新鮮な海鮮と特Aのゆめぴりか、そして箱根的な観光地価格だと思えば、仕方がないのかもしれない。

*函館山ロープウェイ

私が函館で一番に思い出すのはノエインだ、誰がなんと言おうと「ノエイン もう一人の君へ」しかない。確か第3話あたりで函館山ロープウェイで戦闘が起きて、ロープウェイのヒモ切れてロープウェイ落ちた。となれば、これは聖地巡礼的な感じで函館山ロープウェイに行かなければならない気がした。落ちないとは思うけど。

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ロープウェイっていうと徳島の眉山ロープウェイに乗ったことがある。あれは観覧車的な小ささだったけど。函館はなんと125人乗り。しかも山頂まで約3分で到着するという速さ。公式HPを見るにゴンドラも時代と共に進化していて、私が今回乗ったのは5台目らしい。ということはノエインの時は4代目ゴンドラだったのかな。

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下界はとても蒸し暑かったけど、山頂涼しい。山頂では函館湾と津軽海峡に挟まれたパノラマ写真が撮れます。この日はちょっと雲が出ていて、写真もなんだか微妙な出来になりました。やはり夜に来ると夜景がすごくきれいなんだろうなって思うけど、気になる人は実際に行ってください。

あと夜景の見えるレストラン、今回は行かなかったですが母によると「ここ美味しい」と言っていたよ。良かったら行ってみてね。ここでカップルで食事からの告白とかしたら、いいムードになるんじゃないかなー。しらんけど。

*函館ベイエリア

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函館ベイエリアは函館山ロープウェイからそんなに離れていない、歩いて行ける。函館の街並みを散歩できるっていうのも観光の醍醐味です。事前に函館ベイエリアのことは何も調べていかなったけど、今更調べたところによると、函館港に沿って倉庫街が立ち並ぶスポットで、明治期の函館の雰囲気を感じられるなんかそういう場所らしい。

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ただ私は赤レンガ倉庫というものに既視感しか覚えない、横浜の赤レンガ倉庫みたいにショッピングモールになってて、お土産物やさんとかレストランとかそういうのが入ってて、近くがイベント会場になってる感じでしょ?函館にしかない函館らしいモノってのがなんなのかさっぱりわからないけど、買い物が好きな人は嬉しい場所かな。

私はウィンドウショッピングとお菓子の試食しかしない、温泉以外ではお金落とす気がない客なのでショッピングモールに興味なし。アルコールも飲めないし、ミュージアムも体験工房も興味なくて手持無沙汰になったので、ねこちゃんの写真を撮りました。かわいい。

ただ写真はないけど、ここで食べたかったミルキッシモって名前のジェラート屋さんでジェラート食べられたから私はもうそれで満足でした。

*函館ハイカラ號

函館を訪れたら一度は乗りたいのが路面電車なんだって、観光スポット巡りとか函館に住む人の頼れる足でとても便利。路面電車なんて正直な話、江の島以外で乗ったことないよ。乗り方も何も知らないけど乗ってみよう。と思ったらなんかレトロな奴来た、ハイカラ號である。明治43年に初めて千葉で運行され、その後函館で大正7年~昭和11年まで客車として活躍した路面電車です。

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他の市電はどうなのか知らないけど、このハイカラ號は駅長さんが乗ってて降りる場所を告げて駅長さんに運賃を支払うシステム。昔はきっとそういう風なシステムだったと思うし、当時の姿をそのまま再現しているということで、まるでその時代にタイムスリップしたかのような気分に浸れる。いいね。

車内は冷房とかなくて窓全開だけど涼しい。もうちょっと長い距離乗っていたら、窓の外の風景とか見てレトロな気分に浸りたかったけど一瞬で函館駅に到着してしまった。残念。一日乗車券とかあれば一日中乗っててもいいんだけどな。

*本日のまとめ

近年まれにみるレベルの適当さ加減で観光した、さすが温泉旅行に全神経使ってるだけのことはある。観光はついで以外の何物でもなかった。ただこれでも一応色々巡ってみたんですけどね、時間の関係上、急いでた気がしないでもない(手持ち時間は3時間)。あまり観光することに興味がなかっただけかもしれない。

函館に宿泊して函館観光がメインであれば、もっとオススメの場所とか探すんだけど。観光メインの旅行なんてたぶんしないから、今後もその予定はない。だからこの観光プランはなんの参考にもなりません。函館を箱根と言い間違えるような人間の観光プランは笑って眺めるに限ります。反面教師にでもしてください、マネしちゃだめだよ。