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空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

シルバーウィークの「おふろcafe utatane」はうたた寝できない

いつだったか忘れたけど、いつの間にか名前だけは知っていた「おふろcafe」

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おふろcafe utatane 公式HPより

ホームページを見ていると内装がお洒落なカフェ風で、漫画もあるし、WiFiと電源あるし、飲み放題のコーヒー、ハンモックで揺られつつうたた寝とか、1日中ゆっくり出来そうな雰囲気がある。まぁお風呂は銭湯に毛が生えるか否かみたいな感じだけれど、ずっと行ってみたいと思っていた。

それを可能にするのがシルバーウィーク。

11月に中房温泉につぐ温泉旅行を控えているので、シルバーウィークは用事なし。これを機に普段行かない温泉に日帰り旅してみようと思い、未だ一度も行ったことがない伊香保温泉に狙いを定め。実家から出発するより早く行動できる活動拠点として、噂の"おふろcafe"に行ってみた。前泊で。

ということで、日帰り利用では(おそらく)見えないのかもしれない部分もあったので。そういう部分も含めて赤裸々に、でも出来るだけ冷静に客観的に、宿泊してみた感想を紹介したいと思う。

いろいろ見かけるオススメしている紹介記事ではあまり見ることのない辛口評価になっているので、そういうのが苦手な人は要注意。見たくない人は見ないほうがいいかも。けれど個人的な感想なのであしからず。それでもokという人向け。

それではいってみよー。

 おふろcafe utataneとは

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説明するより、公式HPを見てもらったほうが、そのお洒落な雰囲気は伝わると思う。こう、なんか、IKEA的な家具と磨かれた木の質感、小さく揺らめく暖炉の炎が、暖かくて心身ともにほっこりする空間と時間を演出している、気がする。

写真は会社帰りに電車と送迎バスを乗り継いで、到着した直後のもの。館内はすっかりハロウィーンな雰囲気で、FRONTの店員さんも仮装していたし、ラウンジ付近には誰でも使える仮装用衣装なんかも置いてあった。

女性向けのカフェをイメージした温浴施設で、もともとはスーパー銭湯の極楽湯だったところが、大宮大成鉄道村という目の前を走り抜ける電車を間近で見ながら食事できるスペースあり、お風呂も入れて、寝台特急「北斗星」をイメージした宿泊施設があるっていう珍しいホテル(?)になり。まぁ紆余曲折あって、おふろcafe utataneとして再オープンしたという経緯がある。

まぁとにかく、こういう施設があって興味があるという話を家族にしたら、母と妹も行ってみたいということで、(翌日に伊香保温泉に向かうついでに)シルバーウィークを利用して、家族で行ってみることにした。

 

チェックインして一番始めに、除菌消臭リセッシュ

フロントで入館手続きをして諸注意を聞いたり、宿泊料金を前払いで支払う。お部屋はシングルルーム(ダブルサイズのベッド)とツインルームの2種類があり。早く予約すればそれだけお安く宿泊できるけれど、(シルバーウィークだからなのか)完全素泊まりの金曜宿泊の場合は1名1室だと大体6000円、2名1室だと4800円くらいする。安いか高いかと思うかはその人次第。

ただ料金に入館料は含まれているし、館内着とバスタオル&フェイスタオル付きなのでお風呂セットはいらない。会社帰りに余計な荷物を持っていく必要がないので便利。持参でPCを持っていけば、電源さえ確保できれば仕事も出来るかも。

個室のいいところは誰にも気兼ねすることなく落ち着いて寝ることが出来る点で、まぁ個室でなくても寝ることが出来るという人や出来るだけ安く1日中過ごしたいと思う人のために、フラットなソファを利用できる仮眠室(有料)やゴロ寝ゾーン(無料)が用意されている。予算に合った使い方が出来るのはいいね。

とりあえずお部屋の鍵を受け取って、自分のお部屋に荷物を置きに行く。そしてここが本日、私が宿泊するお部屋です。うん、ベッドが広い。入り口は狭いけれどテレビとトイレと洗面所付き、金庫と冷蔵庫はなし。シングルルームとしては普通のお部屋です。特記すべき事項なし。いや、あるわ。

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禁煙室を予約したなのに部屋の中に染み付いたように香ってくるタバコのにおいだ。リセッシュした。入館手続きの際にスタッフの人が「全館禁煙です、所定の場所で喫煙してね」と言っていた気がするけども。申し訳程度においてある小さなテーブルに表記されている禁煙マークがむなしい。

これはおふろcafeが悪いわけではなくマナーの悪い利用者がいたってだけだが、落ち着けるはずの個室で落ち着けないのは致命的だ。部屋にもよるかもしれないが、母と妹の部屋も同じだった、リセッシュした。

問答無用で備え付けられているリセッシュした、全面的に床にリセッシュを吹きかけて、ベッドや枕にもリセッシュを撒き散らし、自分の服や壁にも念入りにリセッシュ、テーブルや椅子にもこれでもかというほど除菌消臭リセッシュ、それだけでは飽き足らず扉や壁にも吹き付けて、そして盛大にむせた。

 

がらんどうのお風呂、リラックスしている人がいない

とりあえず服や体にタバコ臭が染み付く前にお風呂に入ろうと思い、女湯へ。

もともと銭湯だったものを殆どそのまま流用しているだけなので、過度な期待はしてなかったよ、初めから。でもシャンプーとリンスがPOLAで良かった。高確率で頭がかゆくなるリンスインシャンプーを使っていないのは好印象。泥パックもやったことないから楽しかったな。

ただ案の定、ただの銭湯だった。サウナ気持ちいい。埼玉神川町「白寿の湯」という温泉を万葉の湯みたいに運び湯しているらしいが、源泉が濃すぎて、そのまま利用すると設備が壊れるだとかでかなり加水をしているらしい、あと循環消毒ね。浴場の雰囲気は完全に屋内プール、匂いは塩素たっぷりという感じ。まぁここらへんは源泉が湧き出ているわけでもないので仕方がないのかも。

ただ露天風呂にでかいテレビモニターをつけるのはいかがなものかと思う。いや最近はお風呂でテレビ、お風呂でスマホが好きな人もいるし、考え方は人それぞれだと思うけれど。体がぽかぽかしてお肌がつるつるするぬるめの温泉に浸かり、日が暮れた静かなお風呂でリラックスしたい気分なのに、テレビのネオンと聴きたくもないバラエティーの声、個人的に私には合わなかった。時計くらいでいいよ。

自身の持ち込みであればお風呂で読書してもOKらしいが、夜は明かりが暗すぎて読書には向かない。あと内湯に違和感のある感じで設置されている椅子と机の上のオセロ、やる人いるのかな。

 

よくも悪くも若者の溜まり場という感じ

おそらくおふろcafeではお風呂はついでみたいなもんで、cafeのほうに力を入れたのだろうと割り切り、それじゃ今度は館内施設を楽しもうではないかと、館内着に着替えて館内探索に繰り出した。

ラウンジ、うたた寝ゾーン、ライブラリー、カフェに始める館内は女子会のように友達同士で楽しんでいたり、ひとりで気ままに本を読んだり、無料で使うことが出来るPCでアニメを見たりゲームをしたり、さまざまな過ごし方が出来て。

友達の家でのお泊り会なんかだと気兼ねしてしまうけれど。誰かに気兼ねすることなくまるで自宅でくつろぐことが出来るところが魅力だと思います、コーヒーとお水飲み放題も嬉しい。

これも仕方がないことだけど、金曜の夜はとても混雑していた。シルバーウィークだということも関係してるかも。うたたねゾーンと呼ばれる足を伸ばせる椅子と、20分無料のマッサージ機、館内に2つしかないハンモックは満席。空いているかなと思った場所にはバスタオルが撒き散らされていたり、そばに漫画が積み重ねられていて、場所取りみたいな感じだったので近づけなかった。う、うん。

ネットの評判をみても館内に2つしかないハンモックは、みんなの憧れの的で中々利用できないらしい。利用できたらラッキーみたいな心持ちでいるといいのかも。寝心地を独占したいという気持ちはわからなくもないけれど、館内にいるいろんな人が気持ちよく過ごすことが出来るルールや工夫と姿勢が必要そう。夜だしゆっくり休みたい人が多かったのかもしれない。

あと毎月第3金曜にはラウンジ付近でUstreamなどで配信している生放送番組の収録が行われているらしく、全体的に拡張された話し声がうるさくて、落ち着きのない雰囲気だった。フロアに特に音を遮蔽するしきいがあるわけではないし、匂いも遮断できないので、声も音楽もよく響くし、匂いも混ざる。「個室を予約しておいてよかった」と、この時初めて思った。

 

夜中のおふろcafeは何があってもおかしくない

ホームページとさまざまな紹介記事を読んだだけだった私の認識が間違っていたのだけど、おふろcafeに宿泊する場合は個室・ゴロ寝ゾーン・仮眠室(フラットになるソファ)の3つを利用するのだと思い込んでいた。だから夜、皆が就寝する時間になれば、マッサージ機が比較的空いていて、あわよくばハンモックも使えるかもと勘違いしてた。

けれどそんなことはなく、うたたねゾーン、マッサージ機、ハンモックは個室を使わず、有料仮眠室も使わず、深夜料金だけを支払って出来るだけ安く宿泊したい人の受け皿になっていた。まぁそうなるよね、宿泊する人の数に対して用意された就寝スペースが圧倒的に少ないもんね。うたたねゾーンの椅子はきっと争奪戦だっただろう。

それ以外の人はどこに寝ていたかというと、思い思いの場所を陣取って寝ていた。ライブラリの横に備え付けられている椅子をつなぎ合わせてベッドにしたり、ラウンジのソファの上で毛布に包まっていたり、カフェの半個室の床で丸くなっていたり。カウンターテーブル前の床に転がっていたり、結構衝撃的な光景だった。

貴重品はフロント前にある貴重品ロッカーに預けることが出来るし、大きな荷物は浴室の鍵がかかるロッカーに入れることが出来るからある程度安心だけど。そこらへんのコンセントに無造作につながっている充電中のスマホは盗難が心配になったし、良心的な利用者のおかげで今のところは特に問題は起こってなさそうだけれど、何かがあってもおかしくないような危うさを感じた。

 

本日のまとめ

女性の1人旅が比較的珍しくなくなり、若い人も温泉旅行をするようになったように思うけど。それでもどこか遠くに温泉旅行に行って宿泊するとなると、まだまだ敷居が高いのかもしれない。そういう意味では寝ても起きても自宅のようにリラックスできる空間で、それほど遠くに出かけることなく気軽に気兼ねなく、おふろもcafeも楽しめるというのは新しい。

ただ休日はかなりいの賑わいを見せるようなので、訪れるなら平日が良いと思う。平日といっても休前日である金曜日はオススメできない、宿泊する場合は特にそう。他の記事にも書いてあったけれど、平日の朝に来て夕方に帰るのがオススメかな。宿泊する場合はそれなりの覚悟が必要かも、見たくない部分も見えてしまうからね。そういうの気にしない人ならok。

というわけで他の記事では、殆ど見かけない宿泊してみて思ったことを書いてみた。ちょっと他の絶賛記事に比べると辛口評価になってしまったかもしれないが、別にけなしたいわけではなくて、悪いところがあるってことは改善できればもっといい場所になれる可能性があるってことだから、今後に期待という意味でまとめてみた。

地元の人やおふろcafeを愛する人にとっては、あまり人に教えたくない魅力的な場所であることは変わらない事実で、それを否定する気はまったくない。再度念押しするけれど、これは個人的な感想なのであしからず。けれど今後おふろcafeに宿泊してみたいという誰かの参考になれば幸いです。

いつかきっとそのうち、平日に利用してみたい。きっとそこに皆が絶賛する価値があるのかもしれない、と信じている。ちなみに翌日は私だけ伊香保温泉には行けず、通院のため東京にトンボ帰りした。