オフ会は、もう、やめようと思う
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
予告していた通り、先週9月5日は空想島主催の3回目のオフ会@曳船でした。前回はオフ会は開催1週間前に告知するっていう暴挙だったので、1ヶ月前から告知していましたが。最初の2週間くらいは参加してくれる人なんていないだろうなと思っていたので、告知しておいてなんですが実はしばらく放置プレイしてた。
仕事の都合でキャンセルが出て予定が合わなくてお会いできなかった方がいたり、ドタキャンなのか、形のない幽霊だったのかわかりませんが1人来なかったりしましたが。嬉しいことに3名もの方が参加してくださいました。本当に有難うございました。
ということで本日は、オフ会でのランチと散歩の様子を簡単に紹介しつつ、オフ会を通して考えたことをまとめておきたいと思います。
それではいってみよー。
住宅街の中に佇むレトロな洋食屋「あきら」
第3回目となるオフ会の会場として、私が選んだのは曳船です。理由はまずスカイツリーを間近で見たことがないから。なら押上にすればいいじゃないと思ったのだが、混雑した場所は苦手なので。あえてだんだん近づいていける、そんな場所を選んだ結果の曳船である。
1人で散歩するだけならぶっちゃけランチはどこでもいいし、普段は散歩に集中して気がついたら昼ご飯を食べるのを忘れていることだってあるけれど。誰かと食事に行くとなると、ランチ場所の選択は重要だ。せっかく来てくれるのだから美味しいご飯が食べたいなと思うのだ。
今回選んだのは、住宅街の中にひっそりと佇むレトロな洋食屋「あきら」です。
地元のご夫婦が営む老舗洋食屋さんで、ランチは大体1000円前後。ハンバーグやカニクリームコロッケなど洋食屋らしいメニューが並びます。全てのメニューにライスとお味噌汁がついてきて、さらにサービスで食後にコーヒーもついてくるというお得感満載なボリュームが特徴です。
4人席のテーブル2つ、カウンター席、奥にある8人用の大きなテーブルのあるこじんまりとした、まるで隠れ家のような店内はすぐに地元のお客さんで一杯に。住宅街の中、路地裏にあるので知る人ぞ知るお店なのかもしれません。
地元の人とのおしゃべりが楽しい洋食屋さん
私たちは奥にある8人席に座っていたのですが、途中で地元に住む4人の方と合席をすることに。はじめは互いに話をしていたわけではないのですが、「どこから来たの?」「このお店初めて?」というきっかけから始まり。
「このお店の名物ってなんですか?」「曳船って初めて来たんですけど、結構美味しいお店って多いんですか?」など話が弾みました。こんなことって滅多にないので、とても楽しかったです。
近所に住んでいる方に伺った話によると、名物はエスカロップというポーツカツにデミグラスソースを組み合わせた料理らしい。確かにネットで検索した時もエスカロップを食べている人が多かった。けれどふわふわオムライスが食べたかったのでそちらを選択。近所の方はほとんどのメニューをコンプリートしていてオムライスも絶品だと教えてくれた。
シンプルなオムライスは上からトロッとしたふるっふるな玉子を乗せる形です。その上にかかる少し酸味のあるデミグラスソースが素敵です。写真の奥に写っているのが、セットでついてくるサラダとお味噌汁、これに食後のコーヒーがついて950円です。
特徴的だったのは中に入っているチキンライスの具が大きめであること。オムライスを作る時、私の家では具は小さめにするのですが。たまねぎとお肉がざく切りだと口の中でシャクシャクという歯ざわりがあり、しかもじっくりいためた玉ねぎの甘みが感じられて、とても美味しかった。
ご馳走様でした。
洋食あきら
住所:東京都墨田区向島4-5-7 金子ビル 1F
11:30~14:00、17:00~21:00
ランチ営業、日曜営業
定休日:火曜日
きびだんご「吉備子屋」で茹で立てのお団子に舌鼓
思いもよらないボリュームにお腹いっぱいになったので、腹ごなしに曳船~東向島周辺をぶらりと散歩。ランチを食べる場所以外はノープランだったので、時折Google先生で地図を検索しながら歩きます。
神楽坂と違って気になるお店というものが殆どない、住宅街だからね。でも実は昭和の雰囲気が漂うレトロな商店街があったり、戦災から逃れた古いアパートや古民家が残っていて。迷子になりそうな入り組む路地裏を歩くのも面白い。
そしてたどり着いたのが、作りたてのきなこきびだんごが食べられる吉備子屋さん。小さな可愛らしいサイズのお団子が5つついている吉備団子5本で270円で、注文するとその場で茹でてたっぷりのきなこをまぶしてくれる。
日本一かどうかはわからないけれど、少し歩いたあとの甘味に癒される。口に入れると茹でたてのお団子は温かくて、きなことよくあっていて美味しかった。食後ということで1つ買って分けて食べたのですが、たぶん5本ぺロリと食べられると思う。口直しのお茶も香ばしくて美味しかった。
1人歩きで見えてきたモノ
会話のテンポをコントロールして会話を盛り上げるのが得意な女性、近所の人に普通に話しかけられるコミュニケーション力を持つ女性、さまざまな職場を経験して自分の望むものを手に入れるためにさらに努力を続けられる女性。
私の(いたらない)オフ会を通じて初めましてで出会った人たちは良いところがたくさんある女性たちで。働いている環境、今までの転職歴などはさまざまで、互いの仕事遍歴を話しあったり、普段聞けないような話も聞けるのはとても面白い試みだと思ったし、実際面白かったのだけれど。
心の中で「あ、これはなんか違うな」って思いがあった。
誰かと食べるランチに重点を置くのか、散歩に重点を置くのかで考えは変わってくると思うのだけれど、なんていうか、参加者の方々と別れて1人になってから改めて街を歩き回っている時のほうが楽しかったのだ。
仲の良い人と歩くのはそれだけで楽しいし、会話も弾む。けれど初めましてな人とは歩いて歩いて歩きまくって、スカイツリーを目印に押上まで歩いてきてしまうような、行き当たりばったりな散歩はできない。いや、仲が良い人でも出来ないかもしれない。
実はこの時点で3時間は歩いていて、足の裏が焼けるように痛かった。まぁそれは仕方がないし、強制するつもりもない。けれど自分の行きたい場所に行きたいことを考えると、1人で散歩するしかないのかもしれないと、ふと思った。
ブログの外側の繋がり、もしくはTwitter繋がりで知らない誰かに会ってお話するのはとても面白いのですが、わたしが目指している形はこれじゃない気がする。1人で行動していると時折無性に誰かに会いたくなって、寂しくなる時があるのですけれど。
そんな時は一緒にいて話すだけで落ち着ける、そんな私の数少ない友人に会いたいなって。なんだろう、遠くばかり見ていて、近くにある大切なモノをないがしろにしているような感覚だった。
本日のまとめ
あまり整理が出来ていないのだけれど、そういうわけで第3回目を持ってオフ会という試みは終了することにした。もしかすると、今後誰かのオフ会に参加して、空想島の外でまたお会いすることもあるかもしれないけれど、空想島主催っていうのはやめようと思う。
誰とご飯を食べたいのか、誰と話がしたいのか、どこに行きたいのか、何を目指すのか。そういうことを少し見失っていたのかもしれないと反省するオフ会になった。そんな風に改めて思ったのだ。
また機会があれば、どこかでお会いしましょう。