読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

まるで温泉のテーマパーク、源泉かけ流しの宿「中房温泉」に行ってきた

働き始めて初めての夏季休暇、ついに初めての有給休暇を頂くことが出来た。働くことが決まったあの頃は、こんなにも働き続けることが出来るなんて、正直まったく予想していなかった。

6月頃から今も続く現在進行形で、仕事がとてつもなく忙しいのだけれど、夏季休暇にずっと行ってみたかった温泉に行くことが出来るという心の支えがあったから、苦しい時期も耐え抜くことが出来たと思う。

f:id:rntriple6:20150812211701j:plain

ということで夏季休暇はもちろん温泉三昧しようと思い、温泉のテーマパーク並みに敷地内に存在する温泉数が多い、長野県にある中房温泉に母と2人で連泊してきたので、今回は2泊3日を振り返る形でさらっと紹介したいと思います。

それではいってみよー。

長野の名湯 中房温泉とは

中房温泉は標高1462メートルほどの北アルプス燕岳登山口にある秘湯の一軒宿で、未利用源泉を含めると36個もの自家源泉を所有し、1泊では到底入りきれないほどの露天風呂がある、温泉を目的とする私のような人間にとってはまさに天国ともいえる宿です。

f:id:rntriple6:20150904200101j:plain

チェックインした時に中房温泉の敷地内地図を貰ったのだけれど、びっくりするくらい広い。写真は全体を写そうとしたがために、小さくて見づらいかもしれませんが、内湯、足湯、地熱浴場、蒸し風呂、温泉プールなど全部で16箇所も入ることが出来る温泉があり、それぞれ異なる自家源泉が注がれるという贅沢仕様になっています。

ここも私が1度行って見たかった温泉の1つでして、今回長年の夢を叶えるにあたり、せっかく行くのだから全ての露天風呂を網羅したい。けれど1泊では足りないと思い、今回人生で初めての秘湯で2泊3日しました。この選択は正解でしたね。

 

広い敷地内を探検するだけでも楽しい

今回は宿泊した部屋の写真はありませんが、中房温泉にはお手頃な価格で泊まることが出来る、昔は湯治客が利用していた本館(旧館)と洗面台冷蔵庫などがあるちょっとお高い別館のお部屋があります。

f:id:rntriple6:20150812142446j:plain

1枚目の写真は中房温泉の正面玄関であり、別館宿泊者用の入り口で。こちらが本館の入り口です、松竹梅の文字が見える古い靴箱が印象的です。本館にしかない温泉もありますので、結構出入りしていました。ちなみに今回宿泊したのは別館。

 

f:id:rntriple6:20150812142343j:plain

そして別館と本館の間にあるトンネルのような通路を通り抜けた先は温泉天国になっています。こちらは温泉側からフロント方面を撮った写真ですが、なんだか違う世界に迷い込んでしまったかのような不思議な感じがする通路です。

 

f:id:rntriple6:20150812135108j:plain

そしてトンネルを抜けた先に唐突にきゅうりと山の冷たい湧き水と飲泉場。

湯上りの冷たい一杯、部屋で飲むお茶を入れるお湯など宿泊中はここの水をたらふく飲んだ。とても美味しかった。また1日目は比較的空いていたからか、きゅうりの隣に信州味噌がおいてあって1人1本無料と書かれていたけれど、2日目は団体客がたくさん来たためかきゅうりのサービスはなかった。

 

 運が良ければ、猿の行進が見られる「滝の湯」

チェックインするまで時間があったので、地図を片手に敷地内を散策しました。貸切に出来る露天風呂もあれば、混浴内湯も時間帯によっては女性専用時間になったり、宿から少し離れた山中にポツンと存在する野天風呂があったりで、温泉の場所と時間を把握するのに一苦労。

迷った末にまずは目に留まった貸切野天風呂である「滝の湯」へ。貸切野天風呂はフロントで鍵を借りる方式で、空いていればいつでも入ることが出来て、1グループの利用時間はだいたい30分くらいと決まっている。

f:id:rntriple6:20150812150921j:plain

こちらが貸切野天風呂の「滝の湯」、3~4人が入れるかなという大きさの湯船にざぶざぶと温泉が投入されていて、すでに豪快に溢れていた。ここには写っていないけれど、脇に湯温を調節できる水風呂があったり、湯もみできる道具がおいてあった。

f:id:rntriple6:20150812150926j:plain

なんで滝の湯っていうのか本当のところはわからないけれど、上のほうから滝のようにお湯が落下してきて打たせ湯も楽しめるようになっているからかもしれない。温泉自体の温度はちょっと高めだったかな、入るときは結構熱かったのだけど、野天ってこともあって山の空気のおかげで気持ちがスッキリした。

母と二人で入浴して驚いたのは打たせ湯の写真の奥に大量の猿がいたこと、人間の姿を見ると次々に山奥に消えていってしまったけれど、滝の湯の向こう側は完全に山なので、猿がいたっておかしくはないのです。まさに大自然を感じられる温泉でした。

 

綿の湯(足湯)と温泉たまごが作れる湯元小鍋元

f:id:rntriple6:20150812135605j:plain

中房温泉の敷地のちょうどまんなかあたりに綿の湯という足湯がある。屋根もあるし、立派な提灯があるので夜でも雨でも入ることができる。しかも温度がぬるめでちょうどいいので、とても気に入った。

f:id:rntriple6:20150812135734j:plain

地面に敷き詰められた角のないまる石の上を歩けば、きっと足ツボマッサージになるに違いない。濡れないように気をつければ、足湯をしながら読書なんかも出来ると思う。夜は周りが本当に真っ暗闇になるので少し心細くなるかも。

 

中房温泉の敷地内には数多くの湯元(温泉が湧き出る様子)を見学できる場所がある。足湯の隣にある湯元小鍋立もその1つで、温泉たまごや野菜を茹でることが出来る。

f:id:rntriple6:20150813150635j:plain

ちょっと消えかけているけれど、ご丁寧に湯で時間まで書いてある。卵はフロントで1個70円くらいで購入することができるし、塩も頼めば貰うことができる。温泉たまごを作りながら茹で時間の間は足湯で一休み、なんてことも可能だ。

f:id:rntriple6:20150813150614j:plain

実際に作ってみた。用意周到な人は卵を入れて網袋の紐をひっかけていたけれど、そんなものを持っていない私たちは落ちていた枝をひっかけていた。手前が私たちの卵。奥は誰か他の人が作っている卵です。中には大量の野菜を沈めて茹で野菜を作る人も。

f:id:rntriple6:20150813150626j:plain

無駄に拡大してみた。ちなみに私が半熟13分、母が完熟30分で作ってみた。源泉温度が80度しかないのでじっくりと茹でていきます。茹でると白い卵の殻がうすめの茶色に変色しました。ふるっふるの白身ととろりとした黄身の甘さ、足湯に入りながらの温泉卵は最高に美味しかったです。

 

登録有形文化財に指定された「御座の湯」

中房温泉の中で一番古い歴史があり、共同浴場のような簡素な浴室にゆるりと注がれる源泉。木造りでどこか懐かしい色合いを持つ風情のある小さめの湯船が特徴なのが「御座の湯」です。

f:id:rntriple6:20150812153807j:plain

写真が暗めなのは浴場に電気が(たぶん)なかったから。朝風呂だと窓から光が入ってまた雰囲気の異なる温泉に変身するのだと思う。宿泊している人が殆どいない場所にひっそりと佇む温泉なので、シンとした空気感を独り占めできる。

ただ湯温はとてつもなく熱い。フレッシュな源泉がバンバン注がれているのはわかるが、私は足をいれるだけで精一杯だった。夏油温泉の大湯並みの熱さだった。日によってちょっとは違うのかもしれないが、肩まで浸かることはできなかったので、代わりにかけ湯をして早々に退散した。

 

宿泊1日目のまとめ

2ヶ月以上前から予約していたせいか、宿泊したのは混雑するお盆の少し前だったのだけれど予約を取るのは結構簡単だった。登山客が多いという口コミだったので温泉も混雑しているかなと思ったけれど、もともと敷地が広いということもあり、散策中も温泉入浴中もほとんど他の宿泊客に出会うことがなかった。

ここでは紹介しなかったが、その他に本館にある男女別の内湯である「大湯」、夕食後に女性専用時間になる「不老泉」に入り、合計で6箇所に入浴した。不老泉は常に人がいたので写真を撮ることはできなかったけれど、他の内湯に比べると長湯に適しているぬるめの温度でとても気持ちよかった。

外湯や内湯を含めて混浴がとても多く、鶴の湯温泉と比べるとお湯が白濁しているわけではないので女1人で色々入るのは大分勇気が必要となるけれど、内湯に限り全て女性専用時間が設けられているのでオススメです。

ということで宿泊1日目の旅行記はここまで。次回は宿泊2日目に入った温泉と地熱蒸しが楽しめる焼山ランチについて紹介したいと思います。

乞うご期待ください。

※なお温泉写真は許可を取った上で撮影しています