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空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

棚田オーナーとして、福島南会津で過ごした1年間を終えて

今年から福島県南会津で1か月に1度の農業体験をしていました。田を耕す所から始まり手作業での田植え、稲刈りに渡る米作り体験、山菜採り、サツマイモやじゃがいも掘り、田舎料理講習など様々な田舎での農業体験をしてきましたが、今回記念すべき最終日を迎えました。

晴天に恵まれ、山もオレンジ色に紅葉していて絶好の紅葉狩り日和でした。

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年7回のうち参加できたのは5回。最終日はお米収穫という一大イベントを終え、集落全体での収穫祭に参加して、30キロのお米を頂いてきたのでその様子を紹介しつつ、棚田オーナー制度について簡単に振り返ってみたいと思います。

棚田オーナー制度とは

まず初めに復習を。こちらの記事で簡単に説明しているのですが、棚田オーナー制度とは、年々少なくなっていく棚田の景観を残すためと地域興し事業の一環として始まったのが一番初めだそうです。あとは都会の人を呼び込み、田舎の暮らしや農業に興味を持って貰ったり。農業の若い働き手を育てたいという意図もあるのかもしれません。オーナーになることで様々な特典を受けることができます。お米とか貰えます。

4月から福島南会津でお米作りすることになった - 空想島(6畳半)

私が棚田オーナー制度を知ったきっかけは、ニート時代に農家の家で泊まり込みさせて頂く代わりに、農作業を手伝うというワークステイで知り合った農家さんに紹介されたからです。都会では出来ないような体験、田舎で生きる人たちとの交流は気分転換にもなり、都会での鬱々とした気持ちが吹き飛ぶようでとても楽しかったです。もう1つの故郷を持つような感じでしょうか。

私が参加している下郷町芦ノ原地区の棚田オーナー制度を支える人達は人と人とのつながりをとても大切にしていて、住人全員が家族という風な感じが見受けられて「あぁここが好きだなぁ」と改めて感じました。

1日限定住民となって収穫祭を祝ってきた

最終日は30キロのお米贈呈式があるため、いつもは電車で行って前泊するのですが、父の運転する車で東京から4時間かけて現地まで行き、日帰り旅行してきました。今回最終日を迎えた棚田オーナーイベント。農作業は一切なし。

到着すると今は廃校になった学校の校庭に村中の住民が集結していて、これから何が始まるのかと思っていると「本日は収穫祭として棚田オーナーの皆さんには1日限定で住民となっていただき、収穫祭を一緒に祝って頂きます」と言われました。ようは村総出で存分に遊ぶぜ!勿論本気でな!ということでした。

まさかのグラウンドゴルフで優勝した

子どもに戻ったかのように老若男女入り混じってラジオ体操をしっかりやる。聞けば90歳のおばあちゃんも参加しているとのことで、元気がある。笑顔が素敵。グラウンドゴルフとは一体なんぞや、ゲートボールと何が違うのかと思いながら訛りのある言葉でおばあちゃんにプレイ方法を教わりながらプレーした。

帰宅して改めて調べた所によると、

  • 専用のクラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットを使用してボールをクラブで打ち、ホールポストにホールインするまでの打数を数える競技で、
  • 場所によって距離やホールポストの数を自由に設定でき、ルールも簡単なので老若男女誰でも楽しむことが出来る
  • またゲートを通過させて得点を競うゲートボールと異なり、グランドゴルフは枠の中にボールを入れるというところが特徴

とありました。まぁミニゴルフ、もしくはパターゴルフに近いんじゃないでしょうか。これが中々面白い。

1ラウンド目はベテランのおばあちゃんたちがどういう風にプレイするのかを観察したり、どこを狙えばいいのかを教わりながらプレイしたのですが、運よくホールインワン(1打目でカップにボールを入れる)して飛び上がるほど嬉しかった。初めてやることで出来ることが増えると素直に嬉しい。素直に嬉しいのって最近なかった。2ラウンド目でコツをつかみ、さらに2回のホールインワンを決め、最終的になぜか村中総出の個人戦で優勝しました。昼食中に表彰式があり、一躍有名人になったりしました。色んな人と話すきっかけにもなり、とても楽しかったです。

自分たちで育てた30キロのお米を貰ったよ

午前中の競技を終え、地元で取れた野菜を使った豚汁や納豆餅を頂く大昼食会&宴会を真昼間から行い、これでもかというほど美味しい食事を頂いた。

一番印象に残ったのは付きたてのお餅を使った納豆餅。これが最高に美味しかった。もち米は噛めば噛むほど甘みが出てくるし、納豆と甘くない醤油との組み合わせが抜群です。付きたてのお餅はモッチモチしていてほんのり温かい。

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そして10月の稲刈りで収穫したお米の贈呈式がありました。1グループ30キロのお米です。これが持ち上げられないほど重い。玄米の状態で頂き、10キロぐらいずつ精米すると美味しいお米が食べられますよというお話を伺いました。1年かけて育ててきたお米なので大切に頂きたいと思います。

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本日のまとめ

1年間、月に1度という割合ではありますが、福島県南会津の農家の人と関わるようになり、普段会話する人が家族くらいしかいなかった私にとっては、様々な繋がりを持つ、そのために行動を起こすというきっかけを貰ったように感じています。様々な年代、性別、境遇の異なる人たちと1つのことに取り組むことってあまりないことだと思うので、貴重な体験をさせてもらったと思っています。

時折面倒くさくなったりして参加した5回の棚田オーナーイベントについてすべてを紹介することは出来なかったのですが、これからも(不特定多数の目に留まる可能性を上げるという意味で)頼まれてもいないのにPR活動を続けて行こうと思っています。

勿論、来年も参加しますよ!

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