空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

運命の月曜日、後悔するか否かで決めた

朝、出勤してすぐに部長や課長相手に謝罪会見。ああ、いやだ。

月曜なんて来なくてもいいのになーとか、明日なんて言えばいいんだろうかとか悩みながら。自分の考えを整理するため、ついでにストレスを発散するための記事を書き終わった時点で、私の決心は固まりつつあった。

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そうだ、謝るの、やめよう。

その選択をして、後悔はしない?

派遣元の営業担当さんから受けた説教のうち、自分に有益なアドバイスは真面目に聞き、おかしな論理をしかめっ面で聞き流し。その場で謝罪の練習をさせようとしてきたのでやんわりと断りながら、本当に謝罪するかどうかはおいておいて、後悔するのはどちらだろうと考えた。

昨日の記事にも書いたが、言われるがままに謝罪をしたとしてそれが何になるだろう。一体誰が、誰に向けた謝罪なのかもよくわからない。

「誰かに何かを謝りたい、本当にごめんなさい、もうしないから許して」という気持ちは自分の中から湧き上がってくるもので、たぶん強制されるものではないと思う。強制され、誰かに言わされる謝罪には特に何の意味もない。そこには何もない。多分、嘘っぽいなっていう空虚しかないと思う。文字しかないから。

まぁここで無理して演技をしても、心をこめて言うことが出来ない時点でバレるだけだと思った。あとは言われるがままに謝ったとして、後に自己嫌悪と後悔にまみれて、私のストレスが決壊して爆発しそうな気がした。

だから、後悔はない。これでよかった。

ミスマッチを防ぐにはどうすればいいの?

派遣先は未経験者でもいいから正社員になれる人材が欲しかった。派遣元はスキル的に派遣先に適合できそうな人材を紹介したかった。私は未経験でも出来るだけ長く働ける場所を探していた(ただし正社員に魅力を感じない)。

合っているようで微妙に違う。仕事を始める前から派遣元・派遣先・私の間で相互にズレがあった。正社員になるかどうかを相互に判断する機会として派遣社員として働く事が出来る紹介予定派遣という制度は、派遣社員と会社との間にミスマッチを防ぐためのものだけれど、初めからミスマッチしかなかったのだ。

それとも、もっと自分の意見を言えばよかったのだろうか。派遣元営業さんの漏らした何気ない言葉から、正社員として働くことが何よりも正しくて安心出来ることで、それ以外はクソみたいなもんだという気持ちがにじみ出ていたから。今までの自分を否定されるのが怖くて、何も言いだせなかった。否定されることは怖いことだけど、気にし過ぎもいかんな。今後気をつけよう。

本日のまとめ

長く働くためには(上辺だけでも、見せかけだけでもいいから)意欲がある風を取り繕う必要があって、私はそのたびに小さな嘘を積み重ねる。働いてお金を得るためだ。どうにかしないと貯蓄が尽きる。終わりの見えないエンドレスループの中で、私の図太さとちゃっかりさ加減だけが強くなる。

けれど、私はまだ生きている。次行こうぜ、次。

正社員で働くことに関しては魅力を感じないけれど、自分がいてもいい場所を探すことは、まだ諦めるつもりはない。なんとか出来るだけ働かなくてもいいような生き方を見つけたい。

なんだかいつか人生を暗示するような夢も見たという話をしたけれど、

現実になってしまったな。 あの男はもう一人の私自身だったのかもしれない。