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空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

記憶に残ること間違いなし、夏油温泉に行ってきた

仕事や勉強をしているとなぜか糖分が欲しくなってきて「シュークリーム分が足りない」と心の叫びを発することがありますが。それと同様に、私は時折「温泉成分が足りない」という心の叫びを発して、すさまじい行動力と計画性を発揮し、温泉一人旅に出かけます。

本日はお盆の時期に行ってとても満足のいった温泉地があったので、是非もう1度行きたいという気持ちを込めて紹介したいと思います。

半年しか営業していない夏油温泉「元湯夏油」

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岩手県北上市にある秘湯で、北上駅からは予約すれば送迎バスが迎えに来てくれます。山肌を沿うように続く細い砂利道をこれでもかというほど奥へ奥へと進んだ先にある温泉で、11月下旬には雪に閉ざされてしまうため夏のみしか入れない貴重な温泉です。

こちらは客室70室もある大きな温泉宿なのですが、驚くべきは敷地内にある温泉の数です。なんと内湯2つに露天風呂6つの計8つ。すべての露天と内湯で効能が異なるので、これは全て網羅したいです。まさに温泉三昧!

チェックイン後に敷地内の地図を渡され、露天風呂の利用時間について説明を受けます。これを1日で全部巡るとなると、綿密な時間管理が必要となるのできちんと理解しましょう。

基本的に露天風呂は混浴なのですが、女性専用時間が設けられているので「混浴はちょっと嫌だなぁ」という人にも配慮されているので安心です。

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ここがちょうどフロントを出て、露天風呂へと向かう道の途中。両側にあるのは素泊まり用の自炊部です。何人か常連と思われる方がいらっしゃいました。その方々に見守られながら、ふらふらと浴衣で露天風呂に向かう私。ちょっと恥ずかしい。

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露天風呂の入り口で許可なく写真を撮ることは固く禁じていますという張り紙が張ってあったので、露天風呂の様子は公式HPで確認してもらいたいのですが、とても川に近い場所に湯船がありました。ワイルド。自然と一体って感じ。夏の時期はアブが飛ぶらしいですが、雨模様だったので、虫が一匹もいなくて逆に快適でした。

知らない人とでもすぐに仲良くなれる温泉宿

女性1人温泉旅に出かけることは結構あるのですが元来の人見知りも手伝ってか、今まで同じ宿に宿泊されている方と会話することはありませんでした。けれど、この夏油温泉はそのいつもの展開をぶち壊しました。

おそらくこれは混浴と女性専用時間という利用スタイルに関係していると思います。露天風呂の利用時間に女性専用時間が設けられているとはいえ、それはたったの1時間だけ。混浴が出来る人と男性には関係ない話なのですが、宿泊している女性はこの短すぎる1時間のために(大げさかもしれませんが)温泉好きとしての命を賭けています。

女性専用時間になっても露天風呂から出てこない男性を追い出し、1時間(着替えの時間も含む)で互いに気持ちよく過ごせるお風呂タイムを作る。女性専用時間に殆どの女性が集まってくるので露天風呂の数だけ共に過ごすと、いつの間にか連帯感のようなものが生まれてきます。

さらに夏油温泉まで来るとなると、皆さん日本全国様々な所を旅行している温泉マニアの方々が集まってくるので、温泉に入りながら「ここはオススメ」とか温泉の話題で盛り上がりました。こんなに賑やかで楽しい入浴は初めてでした。

温泉に入るコツも教えてもらえる

一番印象に残った露天風呂「大湯」の紹介もしておきましょう。夏油温泉に点在する露天風呂は基本的に湯船の底から源泉が湧き出る足元湧出温泉。そのため温度調節一切なしありません。

大湯は源泉温度が凄まじく高いことで有名で、よほど条件がそろわないと洗面器でかけ湯をするのが精いっぱいとフロントで言われました。ただ効能は天下一品、かけ湯するだけでも価値があるという話も聞きました。

しかしここまで来たのだから、是が非でも入りたいと思っていたら、夏油温泉の常連だという女性が親切に大湯の入り方を伝授してくださいました。源泉温度は記憶していないのですが、確か60度くらいあったと思います。ヤバイ。

その女性から教わった大湯の入り方を書いておきますので、もし夏油温泉に行くことがあれば、参考にしてくださると幸いです。

  1. 川側の湯船が比較的温度が低いので入りやすい。
  2. 奥が立ち湯並みに深い構造をしているので深い方を選ぶ。
  3. 足から順繰りにひたすらかけ湯をする、数百回くらい。
  4. 肩までかけ湯が出来るようになったら、入浴準備完了。
  5. 湯船に背を向け、縁に手をかけながらゆっくりと浸かる。
  6. 根性で我慢して肩まで浸かり3秒数えて、ゆっくりを上がる。

これを3回繰り返せば、冒険や修業並みの入浴が出来ます。勿論、心臓の病がある人は辞めた方が懸命だと思う。一生記憶に残ること間違いなし。あの大湯に入ったと自慢できるかも。

本日のまとめ

いかがでしたでしょうか。

夏の時期に青春18切符と組み合わせれば、交通費も節約できますし、宿泊料金も1人9000円とリーズナブル、かつ客室数が70室もあるので、夏休みやお盆の混雑する時期でもすぐに予約出来るのが好印象でした。オススメです。

結果的には沢山ある露天風呂を1泊2日で全制覇したのですが、1箇所につき1時間しか入れないのは勿体ない気がしました。2泊くらいして現実を忘れて湯治したいですね。

1人旅をしていると、食事の時になると「これ美味しいね」と楽しみを分かち合う相手がいなくて寂しさを思い出してしまうのですが、人見知りを気にしないレベルでいろんな人と話しながら食事できたので、とても楽しかったことを覚えています。ここはもう一度行きたい温泉ですね。

今度は1人ではなくて、家族と一緒に。