空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

人生を暗示するような不思議な船の夢を見た

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怖い夢を避ける方法、見たい夢を見る方法を子どもなりに考えたり、夢の中でしか会えない(現実ではまったく会ったことのない)お祖母ちゃんと花屋のお姉さんがいたり、結構「この夢にはどんな意味があるんだろうか」と考えることが好きだったりする。だからなのか、夢の内容は事こまかに覚えている。

ここ最近は夢を見ること自体が少なくなっていたのだけれど、最近、ちょっと不思議だなぁって思う夢を見た。

船に乗ろうとしたけど阻止された夢

私はいつの間にか港に立っていて、眼の前には豪華客船並みの大きな船が停泊している。どうやら、私はどこかに旅に出る所で、その移動手段にフェリーを使うらしい。

豪華客船はトラックやら車やらを詰め込むための口を大きく開けていて、少し離れた所に青色の制服を着た女性が立っている。チケットを確認するスタッフだ。ニコニコと笑顔を浮かべている女性に「乗らないんですかー?」と声をかけられて、今行きます行きますと船に一歩近づくと、突然吹いた海風にチケットが吹き飛ばされた。

「えぇぇぇぇ、マジかよ」と思いながら、飛ばされたチケットを探してしゃがみこむ。その間に「ホント、すぐ見つけたら乗りますから、ちょっと待って!」と女性に言っていて、まぁ今考えると無理なお願いなんだけど「貴方を乗せるための船ですから」と言って待ってくれる。

冷や汗だらだらで焦った末に、くしゃくしゃになった薄い桃色のチケットを見つけて、「あった、あったよ!これがあれば乗船できますよね」とお姉さんの方を見ようとしたら、いつの間にか私の隣に誰か立っていた。

顔も姿も見えなかったけれど、たぶん男性。その人はどっこいしょと、まるで樽でも抱えるかのよう片手で私の体を持ち上げて、無言ですたすたと船とは反対側に歩いていく。私はされるがまま、なぜか抵抗せず。

あー、一体どこまで連れて行かれるんだろうなーと思って地面を見つめていたら、ザラザラとしたコンクリートがひんやりとしたフローリングに変わり、最後にふかふかとしたベッドになって、目が覚めた。

「船」は人生を表す夢らしい

なんともいえない、不思議な夢だった。少し気味が悪かったけれど、怖い夢ではなかったと思う。乗船している人は、なぜか知らないが独り身の老人が多かった。

私の考える都合のよい勝手な解釈だけれども、どこにいくかもわからない船に(なぜか)怖いなー怖いなーと思いながらも乗船しようとする私を、チケット吹き飛ばして引きとめようとしたり、実力行使で阻止してくれた夢だったのかなと思っている。

夢占いによると、船の出てくる夢は人生人生そのものであったり、人生のターニングポイント、重要な決断を表しているらしい。確かに自分の生き方、人生については常に考えているから、あながち外れてもいない。面白い。

一体、どこに行く船だったんだろう?

最近は「これ、怖い夢だ」「あ、このまま見ていたらヤバイ奴だ」とわかることが多くて、自分で途中で目を覚ましてしまうので、誰かが助けてくれるということは一度もなかった。

まぁ気がついたら後ろに知らない誰かが立っていて、しかもいきなり掴みかかられたりしたら、本当だったら絶対怖い。騒いだり抵抗したり、もしかすると泣きわめいたりしてもおかしくない。けれどそれをまったくせず、「やっぱり船に乗らなくてよかったんだな」と安心したような気がする。

そう考えると、私を樽のように抱えた男性は何者だという疑問が深くなる。知り合いか?あとは本当は一体どこに向かう船だったんだろうというのも気になってくる。結局、乗らなかったからわからないんだけども。

本日のまとめ

夢に出てくるのは今までに会ったことのある人だけと思いきや、実はそういうわけでもないので、もしかするとこの男性にはまた夢の中で出会うことがあるかもしれない。顔も見たことないので、同じ男性だってわかるかどうかもわからないけれど。

完全に自己満足だけれど、また不思議な夢を見たら、記録として残しておこうと思う。夢って面白い。

みたい夢をみる方法―明晰夢の技術

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