現役IT企業で働くエンジニア男性と築地市場で、鮮魚ランチしてきた
気分を憂鬱にさせるジトジトした雨の日に書き上げた履歴書と職歴書を持ち、ネット上にある志望動機例文集をコピペした無難すぎる志望動機を胸に、私は築地市場（面談する場所）に朝9時48分に到着した。
派遣業界の闇、本音と建前の捏造
とはいえ、顔合わせと称した面談*1は11時からという御約束。それなのに、派遣元の担当営業が指定した時間は10時。待ち合わせは喫茶店、珈琲代は相手持ち。
そう、派遣を経験したことがある方は、当たり前に思っているかもしれないですが、面接対策と称して自分が考えた志望動機や前職を辞めた理由を、添削（受かりやすいように捏造）してくれるサービスがあります。近場のカフェが作戦会議を練ってる場所ですね。
新卒の就職活動では自己分析して文章構成を考えて、中にはOBさんや教授や就職課の先生に添削してもらいながら、自分なりにアピールできるものを作り上げて行くモノなのに。それを面接官に好印象を与えるためのテクニックを駆使して、（私の考えた）どうしようもない本音を建て前として捏造する所業。
派遣業界の闇を垣間見た瞬間でした。
……ズルイですね！
これは面接ではない面談でもない、雑談だ
ついに、スーパー緊張タイムです。
紹介予定派遣*2ということもあり、派遣元に「新卒入社並みの面接になると思います」と 脅しをかけられていた私の緊張度はすでにMAX。興味のないことはすぐ忘れる記憶能力のなさも手伝って、せっかく営業さんが懇切丁寧に捏造してくれた退職理由も志望動機も自己PRも全て忘れる始末。
苦し紛れにカンペを広げてみたが、案の定何もメモをしていない。これはヤバイ、万事休す。元から何も準備してないが。面接官は3人。前職（とあるIT企業）の最終面接は2人*3だったので、過去最高人数ではないか。
だ、だが、焦ることはない。
実は、新卒の就職活動戦線に苦しみ続けていた時、夢の中で1：16という凄まじい面接を受けていたので、その時の恐怖に比べれば3人なんて屁の河童だ！！という謎の呪文を唱える私。
大丈夫、ダイジョウブ（白目
・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
なんだこれ、ただの雑談じゃねーか！
ヌルゲーすぎて、心配なんだけど
無事、よくわからない面談もとい雑談を乗り越えた。
自己紹介（職務経歴の説明）、大学で専攻していたこと、使用言語、前職（IT企業）を辞めた理由しか言ってない。用意しておけと言われた志望動機、自己PR、長所短所は聞かれない。まぁ用意していなかったから、聞かれても困るんだけど。
企業側からは、仕事内容、1日の流れ、福利厚生、時給、休日カレンダー、使っている言語、事務所の豊洲移転、残業の有無、所属予定の部署人数、女性比率、有給消化率、ボーナスの有無などを聞いた。
実際に羅列してみると、それなりに話を聞いているが、終始和やかで笑いの絶えない雰囲気だったので、面接感が全然なかった。企業側も「いつから働けますか？」と聞いてくるし、その積極性にこっちがビビった。ほとんど未経験なので、ポテンシャルとか真面目かどうかを見られてたんだと思う。
派遣元が「即日を希望して～」とか言ってもいないことを言い始めたので、これじゃ（7月末の温泉旅行・会津農業・LIVEに行けなくなるっ！）と焦って、「7月中旬～下旬に田舎に帰省するので、8月からがいいです！」と嘘八百を主張したところ、「いいよ☆むしろお盆が終わった後でもいい」と言われる始末。
え、いいの？マジで？
今日のまとめ
まぁ・・・結局は来週あたりに面談結果をお伝えします。その時、今後の流れについて説明したいと思いますという話だったので、この雑談がどういう結果に結びつくかはわからないんですけどね。あまり期待せずに、結果を待ちたいと思います。
でももし働くことができるなら、そのチャンスが貰えるなら、とりあえず働いてみようかなと思っています。働いてみないと、わからないこともあるだろうしね。あくまで仕事はやりたいことを実現する手段、どんな人生を送りたいかは考え続けます。仕事が見つかったらゴールってわけじゃないですからね。
あー、美味しかった。
さきほど受けた面談について話を聞いてもらったりしながら、IT企業の男性とカウンターで二人並んでランチをして、しかも奢っていただきました。ホント、会うたび会うたび、奢ってもらっている気がしてならない。有難うございます、御馳走様でした。
鈴木水産 【定食・食堂、魚介料理・海鮮料理】
都営地下鉄大江戸線築地市場駅より徒歩４分
東京都中央区築地4-11-2
TEL 03-3541-7860
AM9:30～PM14:30まで、日・月曜の祝日が定休日
