空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

棚田オーナーとして、デビューしました【農作業編/後編】

だいぶ間があいてしまいましたが、午後の日程について軽くレポートしていきたいと思います。(というのも、小心者の私は「何あいつ、食事の写真撮ってんだ(笑)」と思われることを恥ずかしく思い、昼食のメニューをスマホでカシャカシャ撮影する事が出来なかったのです。次回こそは!)

長机に並ぶおばあちゃん手作りの料理

写真を撮ってこなかったので、想像してくださると助かるのですが、畳の敷き詰められた宴会でも開けそうな大広間に、会議用ローテーブルが縦2列で並べられ、人数分の座布団と、地元で収穫された野菜をふんだんに使った料理が並べられていました。

里芋、こんにゃく、豆腐、にんじんが入っている煮物、黄色が眩しいたくわん、山菜であるコゴミを使った胡麻和え、咀嚼するたびコリコリという歯ごたえのあるきゅうりの浅漬け、そしてキノコとタケノコが入ったおこわごはんと、材料たっぷりの豚汁です!農作業をした後の御飯は、それはもう格別で、とても美味しかったです。おもわず豚汁はお代わりしました。

棚田の斜面で忍者になってみた

昼食休憩をはさみ、今度は棚田土手の花植え作業をしました。なぜ棚田の土手に花を植えるのかというと、棚田でお米を作る上で一番大変なことは、気ままに伸びる雑草を撤去する草刈作業なのだそうです。そんな何回も何回も行わなければならない草刈作業を削減できる、画期的な花があるらしいです。今回はそれを植えました。ただド忘れで花の名前は忘れました。すみません。

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こんな感じで棚田の土手の一角に専用のシートを貼り、ここによじ登りながら作業します。この専用シートで他の雑草が育つのを阻害し、植えた花だけが根を張る状況を人工的に作ることができます。この花の生命力はすさまじく、一度根を張ってしまえば、雑草がはびこることがなくなり、草刈作業をしなくてもすむようになるようです。作業中の写真は撮れませんでしたが、もう少し近づいてみましょう。

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専用シートにはそれぞれマス目があり、そのマス目1箇所ごとに苗を植えます。植え方は、まずシートの中心にハサミで×印の切れ目を入れ、スコップでその下の斜面に穴をあける。そして苗を押しこむだけです。

これを右から左に向かって、まるで忍者が壁を這いあがりながら移動するがごとく行います。1列で終わるならまだしも、軽く5列以上はありました。終わった後は足首がガクガクになり、生まれたての小鹿のようになりました。1時間作業して半分が終わり、15分休憩を入れて、さらに1時間作業してやっと棚田土手での花植えが終わりました。ここで、午後の日程終了です。

第1回目のまとめ

いかがでしたでしょうか。

朝9時半に集合して、15時半まで作業しました。まだまだ棚田オーナーとしての第1歩を踏み出したばかりですが、都会では滅多に行わない土いじり、トラクター運転をしたり、農作業後に食べる御飯の美味しさを実感したり、盛りだくさんな1日でした。

次回、第2回目の会合は5月27日になります。いよいよ田植え作業です。トラクターではなく、泥んこになりながらの手作業ですね。今月も参加予定ですので、次回もお楽しみに。