悪夢から脱出するために編み出した方法
この頃、夢を見ない。
深い眠りであるノンレム睡眠と浅い眠りであるレム睡眠のうち、夢を見るのはレム睡眠時であることが多く、レム睡眠中に目覚めた時、夢の内容を覚えていることが多いと言われています。そう考えると、私がノンレム睡眠時に起きていて、ただ夢の内容を覚えていないだけかもしれませんが、夢を見るということを密かな楽しみとしている私としては、少し寂しくもあります。
怖い夢を見た時の対処法
だいぶ昔に見たい夢を見る方法という記事で、
過去私が実践していただいぶ恥ずかしい方法を紹介しましたが、夢を制御することが難しくなってきた今、見たい夢より怖い夢を見ることが増えてきたように思います。そこで今回は、怖い夢を見た時に(私が実践している)対処法を紹介したいと思います。
今まで見た、怖い夢ナンバー1
対処法を紹介する前に、今まで見てきた中で布団から飛び起きて、その後1人で寝るのが怖くて徹夜したくらい、記憶に焼き付いている悪夢を紹介します。簡単に分析すると、(夢の中で疑似体験する)肉体的苦痛を伴う夢と、精神的恐怖を伴う夢に分かれました。
- 監禁され、ライフルの的にされる夢 舞台は深夜の小学校。私の目の前には、暗闇に紛れて姿を確認することはできないけれど、細身の青年が立っていて、冷たいライフルの銃口を私に向けている。そして連射。立ち上がって逃げようとすれば足を打たれ、両手で体を支えようとすれば肩を打たれる。私が息も絶え絶え死にかけで命乞いをするのを、見て楽しそうに青年が笑う、そんな夢です。
- なぜこんな夢を見たのかわかりませんが、この夢を見たのは小学生の頃だったので、恐怖も凄まじかったです。以降、私は真っ暗な部屋で寝ることができなくなりました。
- 夢の中でリアル鬼ごっこ 少し前にリアル鬼ごっこという映画をやっていたことがありましたが、内容の細部は違えど、捕まったら死ぬという所は一緒だと考えるとわかりやすいかもしれません。上記の夢と異なるのは、自分に危害を与える相手が見えないことにあります。けれど足音や息づかいから、だんだん相手が近づいてくる様子が分かりますし、決して自分の位置を悟られないようにしなければならないという、極限の緊張感がより恐怖心を増長させていくような気がしました。
- 舞台は廃墟化した東京。生きている人間はわずか。私はなぜか追われていて、土地勘のない街を走っている。時に自分のすぐそばを通る敵の意識を別の所に向けるために 罠を仕掛け、絶対絶命の時に逃亡を支援してくれる協力者を得る。そんな夢です。なんだかこれだけで一本物語が賭けそうなレベルです。
悪夢からは、逃げるが勝ち
まず夢の中で「これは夢だ」と気がつくことが重要です。どうやって気がつけばいいかと言われると、明確な答えを返すことはできないのですが、夢の中は基本的には何でもありで、有り得ないことがあり得る世界です。この「有り得ない!」と思う部分に注目すると、夢の中で夢に気がつく可能性が上がるのではないかと思います。
あとは簡単です。自分にBADENDが訪れそうな気配を察知したら、「これは夢だ、逃げるが勝ちだ!!」と心の中でつぶやきながら、目をカッと見開きましょう。これで悪夢から強制脱出することができます。現実ではそうはいかない場合が多いかもしれませんが、夢の場合は自分に害を与える相手は、夢の外=つまり現実まで追いかけてくることはありませんから、安心です。
母の手を握ることで、悪夢を撃退する
小さな頃は怖い夢を見た後にすぐ寝ると、怖い夢の続きを見てしまうことがありました。そういう時「怖い夢を見たから、一緒に寝てもいい?」と聞きながら、問答無用で母の布団に潜り込んだものです。母と手をつなぐことで、おそらく安心するのでしょう。怖い夢を見ることはほとんどなかったと思います。
今となっては、もう使うことがなくなった悪夢を見た時の対処法ですが、小さな子どもがいるご家庭などではまだまだ使える方法なのではないかと思います。もしよかったら、参考にしてみると良いかもしれません。
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