空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

いい予感を運んでくる伊予柑ピールを作ってみた

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1月5日の「どうすれば、不安と不調を払しょくできるのか」という記事にも書いたのですが、去年からずっと父方の祖母の体調が芳しくなく、しかも悪化しています。

初めは、なんとなく眠れないという睡眠障害から始まり、鬱病のような症状、全身の倦怠感が出てきているものの、特に体に異常はないとのことだったのですが、ここ数週間で状況はガラリと変化し、大腸癌であることが発覚しました。

デリケートな話なので詳しい話はできないのですが、元々たくさんの病気を抱えた上で、追い打ちをかけるがごとくの癌宣告だったので、ますます不安が高まって、自分の状態を客観的に把握できないようです。

「声をかけてあげて」と言われたけど

今は父や母、近くに住んでいる親戚同士で協力して病院への付き添いや、今後の方針を話し合うために祖母の元へと行っています。(私は1月末から仕事なので、東京でお留守番です)

明日、今後の方針を決めるとても大切な診察があるようで、おばあちゃんの気が重くなってきてるから、メールでも電話でもいいから声をかけてあげて、と母からメールを貰いました。けれど「頑張って」と励ましたら「しっかりしないと駄目だよ」というプレッシャーになってしまわないかと考えてしまい、さてなんと声をかけるべきか。誰かの不安を少しでも軽くできるような言葉ってなんなんでしょう。

伊予柑ピールを作ることにした

さんざん迷った末に、言葉は思いつきませんでした。けれど食欲はあるという話を事前に聞いていたので、「それならば!」と気持ちを込めて御菓子を作ることにしました。

それが伊予柑ピールです。

そもそも伊予柑ピールを作ろうと思ったきっかけは、家に伊予柑の皮があったからというそれだけの理由です。けれど、伊予柑には語呂合わせで「いい予感」という意味があることを知り、「良い予感=癌は治るということだろう!」と勝手に決め、初孫である『私特製』という付加価値のついたモノを食べて、少しでも笑顔になってほしいという気持ちを込めることにしました。

 

勿論、病気そのものは共有できないし、不安を代わりに背負ってあげることも出来ません。医者でもなんでもない私に出来ることは、不安になっている人の傍に寄りそってあげることくらいです。けれどずっと継続して傍にいることが難しい今、「大丈夫だよ、諦めないで」という気持ちを届けることがたぶん大切なんだと思います。

これからがきっと正念場になると思うので、家族一丸となって諦めずに協力していきたいと思います。