空想島(6畳半)

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実録、トラブルだらけの京都旅行~宿泊編~

今回で、2泊3日の京都旅行の記事は最後、初ゲストハウス宿泊体験を紹介します

ゲストハウスとは、ビジネスホテルや旅館などにある歯ブラシ、髭そり、バスタオル等のアメニティサービスなどをのぞいた素泊まりの宿のことです。ビジネスホテル等と比較すると、ドミトリーと呼ばれる、1部屋に4~6人等の複数人数で宿泊できるベッドのある相部屋を利用すると、1泊2500円という破格の値段で宿泊することが可能です。いつか泊まってみたいと思っていたので、節約旅行と称して宿泊しました。

「宿はる家」さんを選んだ理由

数多くあるゲストハウスの中で、重視した点が4つあります。重視した点は3つですが、2、3箇所候補があり、その中から予約できる所が、「宿はる家」さんでした。

1.町屋を改装したレトロな雰囲気があること

やはり京都ということで、昔ながらの町屋風景、京都の暮らしを体験することができるような雰囲気を重視しました。宿はる家さんは、築80年を超える大正時代の町屋を改修しているそうで、木のぬくもりが感じられる所がとても気に入っています。宿泊者のくつろげるスペースとして作られている炬燵のある居間は、あったかくて居心地がよかったですよ。

2.女性専用ドミトリーがあること

ゲストハウスが初めてということで、男女混合の相部屋には不安がありました。個室という選択肢もありましたが、それだと1泊7000円とお高くつくので断念しました。女性同士であれば、ひとまず安心できますね。

3.宿泊者同士の距離感が適当であること

ゲストハウスには海外から来た観光客が宿泊していたり、宿泊者の交流を促進させるような共用スペースがある所が多く、宿の雰囲気によっては、夜になると飲み会のように盛り上がる場所もあるようです。初めて出会った同士でもすぐに仲良くなるような、コミュニケーション能力のある人なら特に問題はありませんが、私のように旅行の余韻に浸りたいような人間の場合は、場所を選ぶ必要があるかと思います。

ゲストハウスに宿泊して分かったこと

1.ベッドは、上を選んだほうがいいかも

部屋に案内された時、2段ベッドで「上か下、どちらがいいか?」と聞かれ、少し悩んだ末に下を選択しましたが、上を選んだほうがいいかもしれません。理由は2つあります。1つは上の空間に余裕がないので狭いです。何度も頭を天井にぶつけました。2つ目は狭いせいで、ベッドシーツを上手くセットすることができないことですね。寝るためだけの部屋と言えど、下は空間を限定されるので息がつまりました。

2.生活音が気になる人は、寝れないかも

木造2階建てなので、ベッドで寝ている時や居間でダラダラしている時、誰かが起きてきて廊下を歩いている音がよく響きます。私はそういう音を気にしない人間なので問題ありませんが、例えば人の声が騒がしいカフェで本を読むことが出来ない人等は、ゲストハウスに宿泊しないほうがいいかもしれませんね。

3.宿泊ノートを見るのが楽しい

ゲストハウスならではと言えるのは、旅の記録を残すノートが置かれている点ですね。誰でも閲覧したり、書くことができるようになっていて、ゲストハウスに泊まった感想であったり、旅行のお勧めスポット紹介等、思い思いの旅の記録が残してあります。人の数だけ京都の楽しみ方があって、それを間接的ではあるけれども、共有することができる所が面白いです。勿論、わたしも書いてきましたよ。

総合して考えると、ゲストハウスに泊まってよかったと思っています。サービスが不足していると感じることはありませんでしたし、清潔で、京都らしい雰囲気を感じることができ、しかも格安で泊まれるので、今後も京都旅行の際には、ゲストハウスを利用したいなと思います。