空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

実録、トラブルだらけの京都旅行~メイン編~

今回は京都旅行のトラブル紹介に引き続き、メインとなる旅行で訪れた場所の紹介をしたいと思います。

旅行スケジュールの関係上、自由時間は1日だけですので、電車などの乗り換え時間も含め、うまく計画を立てなければいけません。幸い、行きたい所が極端に少なかったので、時間をキツキツにせず、事前準備で焦りに焦っていた割に、メインの旅行はスケジュール通りになりました。

行きたい所に行き、自分なりの楽しみ方が出来るのが、1人旅の魅力ですので、もしかすると、これのどこが楽しいの?と思われるかもしれませんが、まぁ、1つの楽しみ方として参考にしてくださると嬉しいです。

稲荷山を巡拝したい

皆さんご存じかもしれませんが、伏見稲荷大社は全国に約3万社もある稲荷神社の総本社です。狛犬の代わりにお狐様がいらっしゃったり、周りにきつねうどんのお店が多かったり、朱色の鳥居がトンネルのように続く千本鳥居などが有名ですね。

私がいつ神社好きになったのか、記憶がないのでわからないのですが、一番初めに伏見稲荷大社を訪れたのは、高校時代の修学旅行でした。当時、班ごとに行きたい場所の候補をあげ、自由にスケジュールを作れたので、その中で滅多に意見を言うことのなかった私が「ここに行きたい!」と言った場所です。ちなみに他の班員は誰ひとり乗り気じゃなかったのですが、何をどう言いくるめたのか、私は強引に旅行スケジュールに伏見稲荷大社に行くことを組みこみました。

境内には、一番鳥居、楼門、舞殿、内拝殿本殿があり、本殿の背後に、斎場と千本鳥居から続く稲荷山を巡拝できる参道があります。階段が続く参道は、往復でも2時間かかるという掲示がされていたので、高校時代は時間が足りず、引き返してしまいました。「絶対、いつか登りたい」そう思っていたので、これを機に実現にこぎつけました。

朝、9時には既に伏見稲荷大社の前にいました。早すぎたかなと思ったのですが、稲荷山を登る人は結構いましたね。千本鳥居を通る時はたくさんの観光客がいて混雑しているのですが、その後、ハイキングというよりはほとんど登山の状態になると、ほとんどは森の中にたった1人になります。登る人がいれば、降りてくる人もいるので、時折人とはすれ違いますが、ぐるっと1周出来るので、行きに使った道を通らない人もいるのです。この時の、森と一体になるような、朝の神聖な空気を 一身に感じる時間は格別ですね。

また途中にそこかしろに祀られた祠があったり、摂末社と呼ばれる小規模な神社があるので、参拝しながら登ります。神社で小銭のほとんどを使い果たしました(笑)また普段あまり運動していないのに、いきなり登山したことで左股関節に痛みが走り、途中で歩けなくなったりしたのですが、薬力社の薬力大神(無病息災、薬効、薬害防止、安産、医学技術向上、健康長寿、薬品関連の商売繁盛などを守護してくれる神様)に参拝した直後、痛みが消えるという不思議な出来事もありました。登山をする場合は、歩きやすい運動靴をはくことが必須ですよ。

この普段、感じることのない神聖な空気を感じることが出来る神社参拝、そして登頂した場所から見える京都の景色は絶景でしたよ。神社のことを書き出すと止まらなくなりそうなので、ここまでにしておきますが、また行きたいですね。

大阪、ハローライフに行きたい

8月17日に、大阪にあるハローライフに行きたいという記事を書いたのですが、京都旅行の「自分を見つめ直す」旅のメインは、この場所に行くことでした。

ハローライフは、「しあわせを感じながら働く人」を多く輩出したいという思いが込められた、 ちょっと変わった、でも今後増えて行くであろう新しい仕事探しの拠点です。場所は、大阪本町にあり、1FにBOOK&CAFE、2Fに求人・講座・面談の申し込み等、3Fは「働く」「仕事」に関するワークショップを行うイベントスペースになっています。1Fのカフェでは、「働く」「仕事」に関する本や雑誌を200冊以上ストックいるそうで、それが読みたくて、京都から大阪まで足を延ばしてみました。場所はわかりにくい場所にあると聞いていましたが、公式HPに記載されている簡易MAPだけで辿りつけました。

1Fには、おいしい日本茶やハーブティー、スイーツを提供しているカフェスペースがあり、求人サイトを利用する方以外に、お茶を飲むためだけに利用することも出来ます。私は2Fには用事がなかったので行かなかったのですが、本はどこでも読むことが出来るそうです。ずうずうしくも焙じ茶1杯で、約4時間は居座っていたのではないかと思います。迷惑な客ですみません。

学生時代は仕事に関する本を自分で購入したり、図書館で借りたりしていましたが、ブックコーディネーターの方が厳選した、滅多に手に取らない本を手に取ることはとても新鮮でした。焙じ茶片手にノートと本を持って、気になる言葉をメモして、自分の考えを整理しました。自分はこれからどんな選択をしたいのか、何を目指したいのかを再確認する場所としても、この静かなブックカフェは役立つのではないかと思いました。

京都旅行におけるメインは、実はこれだけです。早朝、京都に到着し、朝、稲荷山を登頂し、昼、付近できつねうどんに舌鼓を打ち、夕方まで大阪に居座っていました。

次回はいよいよ宿泊編、貧乏1人旅ということで、最も安く泊まれるゲストハウスを初体験したので、その感想を紹介したいと思います。お楽しみに。