空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

誰でも出来る、命を助ける献血に行ってきた

f:id:rntriple6:20130926092413j:plain

ボランティアという単語を聞くと、何を思い浮かべるでしょうか。震災や台風被害のボランティアであったり、私が行ってきた農作業手伝いであったり、高齢者の話し相手や、地域イベントの手伝いを思い浮かべる人もいるかもしれません。今回は、都内に何点かの拠点があるため、わざわざ遠方に行く必要がなく、初めての人でも簡単に出来るボランティアである「献血」について、実際に行ってきた感想も含めて、紹介したいと思います。

「献血」とは

輸血や血液製剤製造のために、無償で血液を提供することである。 日本では日本赤十字社が全て手がけており、提供された血液は 感染症の検査の後、各医療機関等へ提供される。

詳しくは日本赤十字社のホームページを見ると良いと思いますが、献血には、真っ赤な血をすべて採取する全血献血と特定の成分のみ採取する成分献血の二種類があります。全血献血は200mLと400mLがありますが、今回は400mL提供しました。

なぜ行こうと思ったのか?

特に理由はありません。気分が向いたので行ってきました。最近は献血ルームのサービスが充実してきている(飲み物がタダ、アイスが食べられる、お菓子が貰える、漫画が読める等)ので、見に行きたいというよこしまな気持ちもありました。

スタッフに「有難うございました」と言われた程度ですが、実際に献血に訪れた人の分だけの血が、誰かの命を助けるために使われると思うと、こんなことでも世の中の役に立てる、見ず知らずの誰かのためになると感じることが出来ます。

初めての献血で注意すること

1.現在の身長と体重を調べておく

献血を始める前に、問診票に所定の事項を記入するのですが、その際に、現在の身長と体重を記入する必要があるので、事前に調べて行きましょう。

2.睡眠時間、昼食の有無、食べた時間を調べておく

問診票を記入した後に、簡単な問診があります。その際に、睡眠時間と昼食は食べたか、何時に食べたかを聞かれるので、献血に行く際には答えられるようにしておくとよいかもしれません。

3.喉が渇いていたら、ホットな飲み物を飲む

採血に入る前に、温かい飲み物を飲んで意識的に体温を上げると、血管が拡張するので短時間で採血が終了、体の負担を減らすことが出来るそうです。

私は血管が細いようで、細い血管に針を指すと場合によっては流れが滞り、詰まってしまうかもしれないと言われました。管に勢いよく血が通っていかない場合は、針が刺さった状態で手を動かして、血の流れをよくする手助けをする必要があると脅されたので、温かい飲み物を飲みまくりました。実際には、何もせずとも献血できたので、よかったのですが。

4.腕が隠れるような服装をしていく

献血が終わった後は、止血バンドや包帯で腕をぐるぐる巻きにします。半袖だとまるで大けがした人のように見えるので、気になる人は腕が隠れるような七分丈か長袖を着て行くといいでしょう。

初めての献血の感想

目立たないビルの一番上にある献血ルームでしたが、室内はカジュアルな雰囲気で、平日にも関わらず次から次へと人が来ていました。しかも若い女性が圧倒的に多いですね。よく新宿あたりでも「献血募集しています」であったり、「A型が足りません」という看板を見かけていたのですが、こんなに多くの人が日常的に献血をしているとは知りませんでした。

献血後はふらっとしたり、気分が悪くなることがあるようですが、特に問題ありませんでした。400mLの献血も10分程度で終わりました。ただ献血用の採血針は、血液検査や点滴などで使用する針より太いので、見た目や指す瞬間は「こんなの刺すの?」と思いました。

右腕の血管が細かったので左腕を採血用としたのだと思いますが、聞き腕だったので献血後2時間は左腕が不自由でした。今度は、どうせどちらの血管も細いので、出来れば右にしてもらいたいですね。

献血で出来る健康管理

皆さんも暇で特にやることがない時、家でダラダラせず、思いきって献血に出かけてみてはいかがでしょうか。献血をすると後日になりますが、血液検査の結果がハガキで送られてきます。ほぼ病院で行う血液検査と同じものが得られ、健康管理としても使えます。

自分の健康管理が出来て、誰かの命を助ける役に立つ「献血」は一石二鳥です。ボランティアというものに興味はあるけど、中々踏み出せないという方がいれば、近場の献血ルームを探してみてはいかがでしょうか。