空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

人と建造物が織りなすモノ

そこに、確かにある空気を感じることが、好き

皆さんも、お気に入りとして登録していて、巡回するように、閲覧しているWEBサイトがあると思います。Twitterニコニコ動画、小説サイトやブログ等を除くと、私はなぜか建造物を扱うサイトばかりが残ります。

建造物、特に「家」というものは、人の生活や人そのものが見えるものだと思います。例えば、かつてそこにあった歴史や、人の営みを感じさせてくれるものでもあり、リノベーションした家の壁や床の色からは、その家を管理している人の思い入れを、シェアハウスの場合は、集まってきた人たちにはそれぞれのカラー、その家のテーマやレイアウトに至るまで、十人十色な空気を感じることができます。そんな、人が作り、人が集まり、人が去って行く「家」「モノ」「空気」が好きなのだと思います。

今回は、私が見るだけでわくわくしてくる、WEBサイトを3つ紹介したいと思います。大学時代は、疲れを取りたい時や、休憩したい時に、よく閲覧して空想して遊んでいました。ちなみに物件サイトを閲覧しながら空想する方法は、大きく分けて2つあります。1つは、いつか自分がその家に住めたらいいなぁと現実的な金額を考える場合と、自分にとっては一生縁がなさそうな超高級物件を怖いもの見たさで見る場合です。どちらでも面白いと思いますが、私はどちらかというと前者で考える場合が多いですね。けれどあまり真面目に考えすぎると、気晴らしやストレス解消にならないので、注意が必要です。

1.Real Tokyo Estate/東京R不動産
東京R不動産は、いわゆる不動産紹介サイトです。 ただし、ただの不動産紹介ではありません。「多少古くてもいいので、雰囲気のある家がいい」「庭があったり、バルコニーが広い物件に住みたい」「一戸建てを改装して住みたい」「倉庫のようなカッコイイ物件をリノベーションしてオフィスにしたい」といったこだわりに応える物件や、普通の不動産紹介では拾いきれないような、物件の隠れた魅力を掘り起こすまったく新しいタイプの不動産メディアです。

最大の特徴は、「レトロな味わい」「改装OK」「デザイナーズ」などのように 物件の魅力を検索アイコンにしていることです。ちょっと変わった面白い物件がてんこもりです。 家の魅力をなんとかして伝えようとしている物件紹介の文章も画期的です。 物件の場所、値段、間取り、便利さも重要ですが、思い入れや空気感を大切にしています。 基本的には不動産紹介サイトなのですが、ブログのように読んで楽しむことも可能です。ちなみに私は、「詳細物件検索」で賃貸10万以下の物件を見ることが多いですね。

2.オシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産
東京R不動産以外で、面白い不動産を扱っている不動産といえば、ひつじ不動産です。 東京R不動産と異なる点は、入居者同士が生活設備をシェアするスタイルの住居 「シェア住居・ゲストハウス」を専門とするメディアである点です。また物件の魅力だけでなく、入居者インタビューやシェア住居に関するコラムなども 閲覧することができるので、シェアハウスに住むとはどういうことなのかという雰囲気をつかむことができるのも魅力だと思います。

現在では、シェアハウスやギークハウスのように、何人かで住むというスタイルが一般的になってきましたよね。私自身は実家暮らしなのですが、いつか1人暮らしをしてみたいと考えています。いつか来るであろう生活の選択肢を広げることも、楽しいですよ。

3.山さ行がねが
だいぶ毛色が変わります、いわゆる廃墟関連のWEBサイトです。こちらは、著者であるよっきレンさんが廃道、旧道、廃線跡、隧道などを、実際に訪れ、自転車で実走、実踏したレポート紹介サイトです。

今はもう使われなくなってしまい、人に忘れられてしまった建造物に想いを馳せ、そこにあった時代を垣間見ることができるので、有る意味タイムトリップが可能ともいえるでしょう。世の中には、こんなにも廃棄されてしまったものが、ゴロゴロしているのかと目から鱗が出ます。ちなみに私は隧道が好きなので、そればかり見ています。

 

建造物は、それそのものだけでは成り立たないものだと思います。誰かに使われることで、つまり人を介することで初めて本来の意味をなし、世界で1つだけのストーリーが生まれます。そしてどれ1つとして同じものはありません。その世界で唯一を感じ取ることが出来る、そこが建造物の魅力なのだと思います。