空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

「無心になる」を体験できる断食修業

無心になるということは、難しい。

知り合いに、何もしたくないようなうつ状態の時、無心になるために、携帯の電源を切り、PCの電源を切り、自分の部屋にひきこもり、部屋で寝るだけという生活を続けたらどうなるのかを実践した話を聞いたことがある。

実践した結果、知り合いは実践してみて何日か経ったのち、トイレのために部屋を出ようとした所で気を失った所を両親に発見されたらしいです。もっと何か詳細を聞いた気がしますが、あまり覚えていません。今だから笑って話せる、と苦笑していたことは覚えているのですが。

だが、実際には無心になるというのは、難しい。

座禅を組み、瞑想することでお手軽に無心になれると聞きますが、食事や食べ物、生きることの大切さを瞑想で衝撃として経験することは難しいでしょう。 そこで、わたしの家でひきこもって断食生活できないかと考えたことがあります。けれど家族と同居しており、部屋には鍵はかけられないし、朝になると「朝だよ、起きろ~!!」と母親が部屋に突撃してくる環境下では、無理かもしれないと結論付けました、1人暮らしならまだしも。

そんな時無心になり、自分の心や自然の声に耳を傾けることが出来、さらに心身鍛錬することが出来る場所があります。
それが大本山 成田山です。

成田山では体験修業と称して写経や、座禅、水行、断食修業を体験することが出来ます。けっして無理をせず、自分の健康と応相談ですが、最短で2泊3日、最長で6泊7日することができ、その間はお湯以外は口にすることができませんし、風呂もシャワーもないという本格的な修業をすることができます。寝具は貸して頂けるので、日用品を持ち込めばOKですが、雑念の宝庫である携帯は没収されます、暇ですね。

入堂後は、朝は5時~5時30分に集合し、大本堂で朝護摩に参加したり、墓地の掃除であったり、短いですが奉仕活動をしたり、夕勤行として修法道場で法話の拝聴と一緒に般若心経を読呪し、不動明王の真言を読呪したりするそうです。あとは基本的には自由時間です、ただし境内の外には出られないので、体験する方は暇つぶしに本などを持ち込む方が多いようです。

こんな体験は滅多に出来ないだろうから、やってみるのも面白そうだと思いました。自分を見つめ直し、生きる意味を考える良い機会になるのではと思いましたが、なんとなく8月や9月の猛暑を考えると、熱中症で倒れそうな気がしたので、また今後にしようと思います・・・。

全国パワースポット大全2012 (ぶんか社ムック 339)

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