空想島(6畳半)

空想をすることが、生きる糧となり地となり肉となり

新卒4か月、会社辞めました。

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8月2日をもちまして、会社辞めました。

他にやりたいことがあったわけでも、会社に勤めなくても生きていける収入が出来たとかでも、会社がブラック企業・・・だったわけでも(たぶん)ありませんが、辞めました。

実は入社する前から・・・というか就職活動中から悩んでいて、なんか違うなーって思っていました。ただどうすればいいのかわからなかったし、何が違うと直感的に思っていたのかもよくわからなかったし。院まで出て就職できないとか言えなくて、今まで学費等でお世話になりっぱなしだった家族に申し訳ないというか、大学の教授にも申し訳ないというか、その時は就職出来なかったら死ぬんじゃないかと思っていました。わけがわからないかもしれないけど、本当にそんな風な強迫観念がありました。

だから大学の教授に紹介された所にすがる気持ちで短期集中型の就職活動で必死に食らいついて、なんとかその会社に潜り込みました。その時から「自分のこのもやもやした気持ちは甘えなんだ、皆通る道なんだ。お金は必要だしやれるだけ頑張ろう」と、自分の気持ちに嘘をついて、ふたをして封印することにしていたのですが。

入社して1か月辺りから前兆のような症状が出始め、その頃から自分は本当は何がしたいのか、何を求めているのかを考えるようになって。2か月目はそれでもごまかしごまかし、自分の頑張りが足りないからかもしれないと思ったり、研修のせいで利き手が神経麻痺して病院行く回数が増えたり。3か月目から研修の総まとめ的な感じで、チーム演習が忙しかったので、あまり考える暇がなかったのですが、一番スキル的に高いチームに投げ込まれたからか常にストレスには晒されていましたね。チームリーダーが「このチームはプログラミング得意だから、4時間もあれば終わる」というセリフを言うたびに、胃に穴が空きそうな気持ちでした。それでつい最近、2週間前から鬱気味で病んでいたのですが、最終的にこういう決断に至りました。

1日1日、自分の気持ちを騙して会社に行って、仕事して、会社を脱出して、精神安定のための映画を見て、家に帰ることの繰り返しを耐え抜いていた私に、親からの追撃的な「石の上にも3年」や「会社やめたとして、じゃあ貴方どうやって生きて行くの?」と言われたりして、もう正直死にたい気分だったんですけれど。

その時になって初めて、ここに自分がいないことに気が付きました。もしかするともう半分になっていたのかもしれません。考えを放棄した私は、悩んでいてどうしたらいいのかわからない私を置き去りにしていたのではないか。私の人生なのに、私は私の人生のことを、全然考えていない。そんなことにいまさらですが気が付きました。

あのまま会社の中にいた方が、まぁ働いてさえいればお金は貰えるし、お金の事務手続きも全部会社がやってくれて楽だし。きっと世の中の多数派がいう真っ当な人生なんだろうけれど。もっといろんな世界を知りたいし、今までサボってきてやってこなかったことに挑戦してみたいし、自分がどんなことを求めていて、どんな風に働きたいのか、どこなら生きやすいのかを、自分で選択したいと思ったのが、会社を辞めた最大の理由でしょう。 無謀と思われるのが普通です。根性論は嫌いですけど、根性もあまりないのは確かです。けれど、私にとってはあのまま会社に居続けることは無理でした。仕事をしていても手は震えるし、動悸はするし、息は苦しくなり胸が痛くなるし、涙は出てくるし、頻繁にトイレに引きこもっていました。なんかもう、ヤバイ状態でした。会社の人には気がつかれていませんでしたが(笑)

「会社を辞めて後悔しない?」と親に言われ、「今ならまだ引き返せるよ」と言われ、一瞬「やっぱりそうなのかな、私が悪かったのかな」と思いかけたのですが、その後「いや、今、会社に戻ったら、それはそれで後悔するわ」と思いました。

今日から無職になりました、何をするかはまだ決まってません。お金もあまりないので、不安でいっぱいです!でも、あの日会社を辞める決断をした自分に後悔はありません。「あの時辞めてよかった」と思えるように、生きて行くのが目標です。

とりあえず、明日は職業訓練申し込みのためにハロワに行きます。